大畑大介氏が振り返る“高校時代” 「自分の土台を作ることができた」後編 | ラグビージャパン365

大畑大介氏が振り返る“高校時代” 「自分の土台を作ることができた」後編

2013/01/07

文●斉藤健仁


 

3年生:思いもよらぬ予選での敗退

――高校3年時には目標の1つである高校日本代表に選ばれました。

大畑 1つ下の学年の大型SOだった國學院久我山の森嶌正人(明大〜リコー)がケガして、その代わりに繰り上がりで選ばれただけなんですよ。体が小さかったから一度落とされたんですが、すごいショックでしたね。それで「ラグビーは体ではないことは証明したろう」と思いましたね。僕らの代には2年生ながら高校日本代表に選ばれた3人有名人いたんです。東福岡(福岡)のSH月田伸一(早大〜リコー)、深谷(埼玉)のWTB福田茂樹(明大〜サントリー)、日川(山梨)のWTB石川安彦(早大〜東芝府中〜三洋〜釜石)です。いつか3人を絶対に抜いてやろうと思っていましたね。

――高校3年生時、東海大仰星は残念ながら花園に出場できませんでした。
大畑 もう1回、「花園に出場した」ということを確かめるために、次の年も花園出場を目標にしましたが、出られなかったですね。高校3年生のときの花園予選は準決勝で大阪工大高(現常翔学園)に24-27で負けてしまいました。最後、伊藤宏明(明大〜サントリー〜イタリア・ラクイラ〜サニックス〜クボタ〜NTTドコモ)に突破されて終わってしまった。春も、夏の菅平の練習試合でも勝っていたので、大阪予選は自分たちの中では全然イメージがなかった。「全国大会出てからどう戦うか」という感覚で、本当に足下を救われてしまった。

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