1996年の大畑大介 | ラグビージャパン365

1996年の大畑大介

2012/05/09

文●大友信彦


いよいよ発進しました、エディ&廣瀬ジャパン。

最初のカザフスタン戦では、大量10人の初キャップ組が代表デビュー。さらに、国内開幕となったUAE戦では、2019年ワールドカップを間違いなく担うはずの藤田慶和選手が初キャップ戦で大量6トライという豪快なデビューを飾りました。

新しいスターが登場すると、思い出すのはこれまでのスターの誕生した場面です。

もう30年ほど、日本代表の試合を見続けていますが、
中でも、僕がよく覚えているのは、『世界のトライ王』大畑大介のデビューです。

台北で行われた1996年のアジア選手権。このとき大畑選手は京産大3年生。21歳の誕生日を迎える直前でした。

初めての代表入りながら「3試合で10トライ取れ」と山本巌監督に命令されて大会に臨んだ大畑選手は、初戦のタイ戦で「4」、続く中華台北戦で「3」、決勝の韓国戦でも「3」のトライを決め、みごとノルマをクリア。ここから、世界最多トライ記録への階段を上っていったのです。

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