ダイナボアーズがライナーズとの接戦を制し開幕戦白星発進! | ラグビージャパン365

ダイナボアーズがライナーズとの接戦を制し開幕戦白星発進!

2022/01/13

文●編集部


1月8日開幕した「NTTジャパンラグビー リーグワン」はDIVISION1に続いて、DIVISION2も開幕した。10日(祝・月)東京・秩父宮ラグビー場でDIVISON2の強豪、三菱重工相模原ダイナボアーズと花園近鉄ライナーズが激突した。

巧みな捌きで攻撃に勢いをつけた相模原SH岩村昂太

巧みな捌きで攻撃に勢いをつけた相模原SH岩村昂太

「試合の入りを意識した」というホストの相模原が新加入のSH岩村昂太と元オールブラックスのSOコリン・スレイドを中心に大きくボールを動かし、前半2分 WTBベン・ポルドリッジ、17分にゲームキャプテンの37歳のHO安江祥光がトライを挙げて17-0とリードした。

前半2分・相模原WTBベン・ボルドリッジのトライで先制

前半2分・相模原WTBベン・ボルドリッジのトライで先制

 

相手ディフェンスを引きつけて味方のスペースを作るSOクエイド・クーパー

相手ディフェンスを引きつけて味方のスペースを作るSOクエイド・クーパー

近鉄もSHウィル・ゲニアとSOクウェイド・クーパーのワラビーズコンビが魅せる。28分、SOクーパーがカウンターを仕掛けてWTB南藤辰馬とパス交換しゲインし、最後はSHゲニアがトライ。37分、ラインアウトからのサインプレーでWTB南藤がトライを挙げて20-14で折り返した。

前半28分、WTB南藤からゲニアにつながり・・・

前半28分、WTB南藤からゲニアにつながり・・・

 

SHゲニアがそのままトライを決める

SHゲニアがそのままトライを決める

 

相模原の司令塔SOコリン・スレイドは一流のプレーを何度も見せチャンスを演出。途中負傷交代となり状態が心配される

相模原の司令塔SOコリン・スレイドは一流のプレーを何度も見せチャンスを演出。途中負傷交代となり状態が心配される

後半は再び、相模原ペースとなり、元オールブラックスLOジャクソン・ヘモポ、元サンウルブズのCTBマイケル・リトルといったベンチメンバーがチームに勢いをもたらす。ただ花園もディフェンスで粘るが、相模原が30分にボールを継続しWTBポルドリッジがトライを挙げて25-14とリードを広げる。

後半22分から出場したCTBマイケル・リトルは出場するやいなやいきなりビッグゲインでチャンスメイク

後半22分から出場したCTBマイケル・リトルは出場するやいなやいきなりビッグゲインでチャンスメイク

 

後半30分ポルドリッジのトライで相模原がリードを広げる

後半30分ポルドリッジのトライで相模原がリードを広げる

 

昨年の欧州遠征では全試合に出場したシオサイア・フィフィタは13番で先発

昨年の欧州遠征では全試合に出場したシオサイア・フィフィタは13番で先発

その後も相模原は今季注力してきたというディフェンスで、花園の日本代表CTBシオサイア・フィフィタらの突破を許さず、シャイニングアークスから移籍してきたFL鶴谷昌隆がジャッカルを決めるなど相手に連続攻撃をさせなかった。結局、試合はそのまま25―14でノーサイドを迎え、ホストの相模原が開幕戦で勝利を挙げた。

近鉄NO8ツポウテビタ

近鉄NO8ツポウテビタ

 

2G2PGを決め勝利に貢献したスレイド・一流のプレーを何度も見せスタジアムを沸かせた

2G2PGを決め勝利に貢献したスレイド・一流のプレーを何度も見せスタジアムを沸かせた

 

相模原がそのまま逃げ切り開幕白星。ゲームキャプテンを務めた安江がMOMに選ばれた

相模原がそのまま逃げ切り開幕白星。ゲームキャプテンを務めた安江がMOMに選ばれた

相模原、花園ともにDIVISON2の優勝候補のチームであり、再戦は花園のホストで3月12日に開催される。また両チームが上位3チームに入れば対戦の可能性もあり、再び接戦となることが予想される。

COMMENT

勝利した相模原・HO安江祥光ゲームキャプテンとグレッグ・クーパーHC

勝利した相模原・HO安江祥光ゲームキャプテンとグレッグ・クーパーHC

グレッグ・クーパーHC

花園にはいいコーチ、選手がいたのでいいバトルになると最初からわかっていた。そのバトルを選手たちがしてくれて誇りに思います。完璧な試合ではなかったが、自分たちのやりたいことができた。まだやらないといけないところもあるが、次の試合に向けて活かせるようにしたい。


ゲームキャプテンHO安江祥光


ファーストゲームということで、選手もワクワクした。シンプルに勝てて嬉しい。観客の人もDivision2はどのくらいかと思っていたと思います。Division2も負けていないという準備をしてきた。それを少しは見せられたかなと思います。僕らはビッグチェレンジということで、準備してきて、機能した部分と新たに付け加えなければいけないところも見つかった。

――ディフェンスが良かった


今季のダイナボアーズはディフェンスに特化して、ディフェンスからアタックにつなげることにフォーカスしている。そこにビッグプライドを持って戦うということをファンのみなさまに伝えられたかなと思います。やってきた通りのゲームプランになった。


――37歳でMOMに選ばれました


37歳というところでラグビーをやらせてもらって幸せだということと、まだまだ負けられない、成長できると感じられているので今、すごく楽しいです!

ヴェルブリッツから移籍したSH岩村昂太(左)とシャイニングアークスから移籍したFL鶴谷昌隆(右)

ヴェルブリッツから移籍したSH岩村昂太(左)とシャイニングアークスから移籍したFL鶴谷昌隆(右)

ヴェルブリッツから移籍したSH岩村昂太


開幕戦に勝利できて嬉しく思います。自分たちのエラーから失点したことは次に活かしていきたい。後半から入ってきた選手がエナジーを与えてくれた。23人全員で戦えたことが良かった。


――移籍して9番つけて戦えました。


前のヴェルブリッツでは2年間、なかなか試合に出られなかったが、今季から心機一転でラグビーに純粋に取り組もうと移籍して、9番つけて試合に出られて良かった。ちょっと焦ってしまい、モメンタム作れていないときにもボール出してしまったので、モメンタムができていないときの戦術もあるので落ち着いてやっていければ、後半の最後のようにスペースを運んでトライを取ったようなプレーをしていきたい。


――SOスレイドとのハーフ団は


9と10番の幅がすごく広いですが、僕の持ち味は長いパスなので生きていいかなと思います。常にコミュニケーションを取ってやっていきたい。

シャイニングアークスから加入したFL鶴谷昌隆


前半の入りを意識して、すごくいい入りができた。その後、ディフェンスが崩れて点数が取られて前半が終わった。後半の入りも意識して勢いを止めたところが勝因につながったかなと思います。自分自身緊張していたが楽しくラグビーができた。


――バックローのポジション争いが激しいが……


Division1とDivision2と分かれていますが選手の格差はあまりない。戦術とかに差はありますが、個々の能力には差がなくて、メンバー争いは厳しいですし、オールブラックスにいたヘモポなどいい選手もいる。さらに今季、新しいディフェンスコーチが来て、ディフェンスが整備されたことで、ブレイクダウンで力を発揮できている要因かなと思います。

近鉄・水間監督と野中キャプテン

近鉄・水間監督と野中キャプテン

花園近鉄ライナーズ 水間良武ヘッドコーチ


残念ながら結果としては負けてしまった。課題だったブレイクダウンのところで、自分たちがやりたいラグビーをやっていこうと話したが、上手くいかなくてこの点差になってしまった。


キャプテンFL野中翔平


アタックのブレイクダウンでいいテンポで球を出してライナーズのアタックをしようと1週間、2週間と準備してきたが、相手の1人目、2人目のはやいブレイクダウンのコミットで後手を踏んで、3、4度とターンオーバーしてしまい自陣に入られた。試合が続いていくので修正して変われるように頑張っていきたい。


生え抜きチーム最年長のLO松岡勇とSOクエイド・クーパー

生え抜きチーム最年長のLO松岡勇とSOクエイド・クーパー

LO松岡勇


新しいリーグに参加できて嬉しく思います。試合はブレイクダウンでプレッシャーを受けて、1オン1のタックルの精度が良くなかった。


SOクウェイド・クーパー


ワールドカップを終えてラグビーの情熱を感じ、コロナ禍に対してパッションを出していただいてサポートしてくれて感謝しています。(リーグは)一試合ではないのでこれからだと思います。ホストとビジターにチャンスを与えられているのが新しいリーグで素晴らしい。シーズンが長くなったので、チャンス、時間はたくさん与えられている。


――水間ヘッドコーチの印象は


人としてコーチとして素晴らしくて真面目に仕事をしていて、ラグビーに対して情熱的なビジョンをもっていて、ファンにワクワクするようにラグビーを楽しんでほしい。だからボールを動かしてオフロードをたくさんするスタイルで楽しんでほしい。FWもスクラムだけでなくオフロードをしてボールを動かして、すべてのポジションでボールを動かせる素晴らしいラグビーだと思います。


――1部に昇格するため必要なことは?


フィジカル、特に接点、コンタクトプレーのところでドミネイトしないといけない。私たちがやろうとしているスピーディーなボールを動かすラグビーには接点、ブレイクダウンで上回らないとボールリサイクルできなくなる。

今日のような試合になってしまう。だからまずアタックではコンタクトでドミネイトして、ディフェンスでも同じく接点でドミネイトすればボールを奪い返せるチャンスも生まれる。まず1試合目なので、これから成長し続けて、今日はできなかったからと焦ったりしないで、どんどん接点のプレーを進化して、シーズンを通して成長するチームが優勝できるので、そうなれるように努力していきたい。

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