連覇を狙うワイルドナイツがレッズと対戦 | ラグビージャパン365

連覇を狙うワイルドナイツがレッズと対戦

2022/11/05

文●編集部


11月4日(金)、リーグワン初代王者、埼玉パナソニックワイルドナイツ(ワイルドナイツ)はスーパーラグビー、クイーンズランドレッズ(豪、レッズ)と国際親善試合を行い、30-55で敗れた。序盤レッズに連続トライを奪われ、6-45と大きくリードを許すも、後半はワイルドナイツが反撃、4トライを決め、後半は24-10と追い上げた。

試合を終えロビー・ディーンズHCは「今回はすごくいい経験になった。特に若い選手たち、CTB長田智希(早稲田大)、FB川崎清純(関東学院大・7人制日本代表)、リアム・ミッシェル(ハリケーンズ)、彼らはいいパフォーマンスをしたが、今後もっと良くなる」と話した。

川崎清純

川崎清純

前半、レッズの猛攻を受けてしまったワイルドナイツ。「今回は我々自体が準備不足ということは認識しています。私の責任だと感じている。レッズはシーズンを終えたばかりですごくいい状態なのではと感じる。来年は今日の結果を踏まえて、もっとラグビーをやって試合に準備したい」(ロビー・ディーンズ)

ロビー・ディーンズHC

ロビー・ディーンズHC

ワイルドナイツは、HO堀江翔太がゲームキャプテンを務め、74分出場した。「レッズのやりたいラグビーになった。フィジカルで来て、ペナルティー得て、ゴール前に。ボールを動かすような場面があれば、トライを取れるチャンスがあった。フィジカルの部分(でやられて)、戦略、戦術を持っていても、個々が頼りすぎた部分があった。個人がフィジカル・能力をもっと上げないと、僕らの戦略、戦術が生きてこない」と試合を振り返った。

ゲームキャプテンを務めたHO堀江翔太

ゲームキャプテンを務めたHO堀江翔太

この試合では、坂手淳史、稲垣啓太、ジャック・コーネルセンなど、日本代表選手たちは出場せず若手中心のメンバー編成となった。「公式戦のような雰囲気で強い相手とできるのは、すごくいい経験になる。足らなかったもの、通用しなかったものがわかる。僕自身、海外行って、サンウルブズでキャプテンをやったことがすごく活きている。




ラグビーはタッチフットではないので、フィジカルがついてくる。コンタクトできなかったり、いろんな要因で体が動かない、頭が動かないところがある。社会人1年目でスーパーラグビー(のチーム)とやる機会がなかったので、若いうちにやったほうが成長できる」(堀江)

若い選手では、日本代表・山沢拓也の弟、山沢京平が10番で出場し、ワイルドナイツのアタックをオーガナイズした。チームには兄、そして松田力也という代表クラスの選手がいる。

山沢京平

山沢京平

ロビー・ディーンズHCは「(誰をレギュラーシーズンで起用するかを)考えるのはちょっと早いかなと思いますが、選手層に厚みがあるのはチームにとってマイナスではない。

前半2本のPGを決めた山沢

前半2本のPGを決めた山沢



(リーグワンの)試合はよりハードになってくると思うので、もしけが人が出たら、誰かがその穴を埋めないと行けない。(今日の試合で)京平は「できるんだぞ!」ということを示してくれた。

怪我で戦列を離れている松田力也

怪我で戦列を離れている松田力也

(現段階では)何が一番大切かというと、若い選手たちが「判断」の部分を学べたことです。スキルの正確さという点で、一つのミスが、チームに大きな影響を与えるということを学べる機会があってよかった」と話した。

後半2トライを決めた山沢

後半2トライを決めた山沢

SO山沢京平は「前半ペナルティーと自分のキックミスがあった。そこをもっと修正しないといけない点だと痛感した。ワイルドナイツでSOとして初めてちゃんと出ることができ、また高いレベルの相手と(試合が)できて良かった」と振り返った。

山沢京平

山沢京平

昨シーズンは15番で出場したが、ポジションについては「10番でも15番でも与えられたポジションをやるだけ」と話す。「自分自身がいい準備をし続けるのが大事。今日の試合を見てもわかるように、スキルの正確性、判断、マネジメント、全ての面で成長しないといけないと思っています」と自己評価は厳しい。

竹山晃暉

竹山晃暉

WTB竹山晃暉は、山沢について「京平はよく目を傾けているというか、周りを見ながらプレーできている。お兄ちゃん(拓也)と一緒でトライを取りきる力がある。本人は「ダメだ」と言っているが、落ち着きがあるので、胸張ってほしい。昨年はあまり出場回数が多くなかったが、今季は絡んでくると思う。良いコミュニケーション、連携を取れば、やりやすいし、僕もレベルアップできる。期待している」と評した。

竹山は「なかなか経験したことのないオーストラリアの強いチームと(試合を)することを楽しみにしていました。プレッシャーを感じることが多く、規律が守れず、大量に失点してしまったことは、今後につなげていきたい。後半うまく切り替えられたことは自分たちの持ち味かな。代表組が戻ってきたら、全員でコミットして連覇に挑んでいきたい」と抱負を話した。


主力がいない、さらにプレシーズンという状況の中でスーパーラグビーのチームを相手にここまでのパフォーマンスが出せるワイルドナイツ。今シーズンの優勝候補の筆頭であることを感じずにはいられない。ワイルドナイツの開幕戦は12月17日、ホーム・熊谷にブレイブルーパス東京を迎える。

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