大学選手権7季ぶりの優勝。
だが、ほんの2カ月前、この優勝を予想できた人はいただろうか?
今季の明大は苦しい道のりを歩んできた。
夏合宿の最終日に未成年の部員を含む飲酒が発覚し、当該部員には活動停止、神鳥監督には訓戒処分が下された。9月13日の対抗戦初戦では筑波大に24-28の逆転負け。5戦目の慶大戦では前半こそ19-5とリードしながら後半は反撃を浴び防戦一方。最後、点数を勘違いした慶大の今野主将がボールを蹴り出して試合を終わりにしたことで勝ちを拾ったが、あわや逆転負けという際どい戦いだった。

明治にとって転機となった「慶応義塾大学戦」
だが、その試合が転機になった。自分たちはどんなラグビーをしたいのか?このままでいいのか?きちんと話し合う必要があるんじゃないか?という声があがり、選手間ミーティングが始まった。明大の強みは何なのか。それを最大限に出すにはどうしたらよいのか?戦いの根本の部分を問い直すミーティングが行われた。試合メンバーにからむAB約30人の部員を5-6人ずつの小グループに分け、各自が意見を出し合った。ゲームプランも選手自身が考え、試合で起きそうなことを話し合い、それぞれのプランのメリットとデメリットを指摘しあった。
その成果が、慶大戦から2週間後に行われた帝京大戦の5年ぶりの勝利だった。

