7月6日(日)、秩父宮ラグビー場で、第12回関東大学オールスター戦が行われた。
今回は、前週に関西協会100週年記念東西対抗試合に東軍が出場したため、メンバーを振り分けた形となった。
出場メンバーのセレクションにあたっては、対抗戦選抜の大田尾竜彦監督・リーグ戦選抜の福永昇三監督とも、春季大会のパフォーマンスと、各校監督の推薦に基づいて決めたと説明した。
試合は酷暑を少しでも和らげるため、当初14時開始予定だったメインゲームを30分繰り下げ14時30分にキックオフ。
先手を取ったのは対抗戦だ。開始7分、LO荒川真斗(青学大)のパワフルランで相手ゴール前に攻め込むと、8分にFL岡部義大(日体大)が右隅に先制トライ。

対抗戦選抜FL岡部義大(日体大)が先制トライ
対抗戦はさらに10分、SO服部亮太(早大)が高々と蹴り上げたハイパントを起点にPR佐久間翔梧(立大)がトライ。30分には相手キックをHO田中太陽(青学大)がチャージしてCTB佐藤侃太朗(立大)がトライ。17-0と大きくリードを奪った。

対抗戦選抜SO服部亮太(早大)のハイパント

対抗戦選抜FB増山から⑪池本晴人へ

対抗戦選抜③PR佐久間翔梧(立大)がトライ

対抗戦選抜LO荒川(青学大)

対抗戦選抜、いったんボールを奪われたがHO田中太陽(青学大)のチャージで取り返し

対抗戦選抜CTB⑬佐藤侃太朗がトライ

対抗戦選抜LO荒川真斗(青学大)

対抗戦選抜FB増山将(筑波大)
リーグ戦選抜もようやく目覚め、36分、ラインアウトからCTB12アダム・タマティ(東洋大)の突進を起点にFB浦本明惟がトライ。SO伊藤和樹(大東大)がコンバージョンを決め、17-7と追い上げて折り返した。

絶えず声を出し続けていた東海大応援団

対抗戦選抜⑧城央祐(早大)のキックチェイス

リーグ戦選抜SH小山田裕悟(法大)と対抗戦選抜SH柴田竜成(明大)

対抗戦選抜がみせた「縦十字ライン」

リーグ戦選抜は35分を過ぎて反撃開始。36分、ラインアウトをLOリモリモが捕ってモールを押し

リーグ戦選抜FB浦本明惟がトライ

SO伊藤和樹がコンバージョンを決めリーグ戦選抜が7点を返す
後半は両チームともリザーブをごっそり投入。これで流れを掴んだのがリーグ戦選抜だ。身長211cmの大巨人LOジュアン・ウーストハイゼン(東洋大)を軸に制空権を握って対抗戦選抜人に攻め込み、44分に相手ゴール前のPKから速攻をかけFL舛尾緑(立正大)がトライ。さらに53分には再びゴール前に攻め込み、ラインアウトからHO丸尾瞬(関東学院大)がトライを決め、リーグ戦が17-19と逆転する。

後半、リーグ戦選抜WTB⑪加藤アディナンが前進

リーグ戦選抜WTB山川誠人(関東学院大)

リーグ戦選抜LOジュアン・ウーストハイゼン(東洋大)のタックル

45分、ゴール前PKからリーグ戦25舛尾緑(立正大)がトライ

ラインアウトをウーストハイゼンと城が競り合う

53分、リーグ戦選抜⑰丸尾瞬(関東学院大)がトライしリーグ戦が19-17と逆転

リーグ戦選抜SH川久保瑛斗(東海大)