帝京が明治との全勝対決を貫禄の勝利!3季ぶりの対抗戦優勝へ前進 | ラグビージャパン365

帝京が明治との全勝対決を貫禄の勝利!3季ぶりの対抗戦優勝へ前進

2021/11/22

文●編集部


20日、秩父宮ラグビー場では関東大学対抗戦、注目の全勝対決、明治大対帝京大の一戦が行われ14-7で帝京大が勝利した。

互いに自信をもつスクラムでは帝京がファーストスクラムでプッシュし、ペナルティーを獲得。その後もスクラムで圧倒し試合を優位に運んだ。

明治は後半はじめにPR大賀宗志のトライを返し攻勢に転じるも、帝京のディフェンスを崩しきれずノーサイド。勝利した帝京は3シーズンぶりの優勝に大きく前進。最終戦は慶應義塾大と対戦する。

一方敗れた明治は、早明戦に挑む。対抗戦2位を死守することで選手権ではシート権の有無に関わる。日本一に向けて絶対に負けられない試合となる。

SCOREBOARD

関東大学対抗戦・第8週 2021.11.20

  • TRY(1)
  • G(1)
  • PG(0)
  •  
  • PENALTY
  • PK(10)
  • FK(1)
  • TRY(2)
  • G(2)
  • PG(0)
  •  
  • PENALTY
  • PK(10)
  • FK(2)
  • TIMELINE

  • 前半15分 帝京大 11.高本とむ T 0 - 5
  • 前半17分 帝京大 10.高本幹也 G 0 - 7
  • 前半28分 帝京大 1.照内寿明 T 0 - 12
  • 前半29分 帝京大 10.高本幹也 G 0 - 14
  • 後半4分 明治大 3.大賀宗志 T 5 - 14
  • 後半5分 明治大 12.廣瀬雄也 G 7 - 14
  • COMMENT

    明治大学 神鳥裕之監督


    今季、初めて秩父宮ということで、帝京大さん相手に全勝対決という、80分間を本当に楽しんでこいと選手を送り出しました。点差としてはこういう結果となって残念。悔しく思います。選手たちはよくやってくれた。この悔しい思いを次につなげて、今季まだ終わったわけではないので、次の試合、大学選手権に向かって戦えるように、この敗戦が糧になったと思えるような試合にしたい。気持ちを切り替えて次につなげたい。

    ――スクラムについて相手が強かった。ダイレクトフッキングの準備をしていたが


    当然、今季の帝京大さんの試合ぶりを見ていてもスクラムの脅威は我々も十分、理解していた。そのあたり、コーチ、選手たちは準備の中で受けてたちたいと思っていた。本当にゲームの中で、うまくいかないことがあれば、今日のようなプランも用意していた。ゲーム中で多少やられるシーンもあったが、いいシーンもあった。


    ――早明戦に向けて


    自分たちとしては、1年間、やってきていることしっかりと突き詰めていくだけです。今日の敗戦を踏まえて、またしっかり準備をしていく、一戦一戦、戦っていく気持ちだけだと思うので、特別なことをするのではなく、今までやってきたことをしっかり積み上げていきたい。いい準備をして戦っていきたい。

    明治大学 SH飯沼蓮キャプテン


    このようなタフになるのはわかっていて、リードされることも想定していたが、後半、流れに乗ったときにトライを取り切れなかった。明治の流れにできなかったところが敗因だと思うので、苦しい中でのプレーの精度は、チームの本質だと思いますので、もっと精度上げていかないといけない。


    ――スクラムは劣勢でしたが


    それも想定して練習していましたが、思ったよりも圧力がかかって、自分自身のディシジョンも悪くてショートサイドに攻めてしまったり、プレッシャー受けてパスを投げられなかったこともあったので個人的に反省している。スクラムで負けたから明治が負けたというのが去年からの反省で、もっと走り勝つということを見せたかったが、最後は走りきれず、盛り返せず負けてしまったので、もう一度、見直していかないといけないと思います。


    ――後半、7点差でPGを狙わなかったシーンの判断は?


    あそこは話はあったが、FWに聞いたら、いけるという自信のある顔で応えてくれたので、任せようかなと思います。判断は次につなげたいと思います。


    ――ワイドブレイクダウンでやられてしまった


    春からやってきたところだが、圧力を受けて、ワイドブレイクダウンのところはもっと練習していきたい。本当に意識の問題。もっと早く予測して早く戻るリアクションだったり、ロングリリースだったりか細かいところですが、明治はそこをやってきたが、まだまだ足りないなということをわからせてもらった試合です。シンプルなところですが、そういうところがこういう試合の鍵になるし、勝敗が分かれると再認識できたので、もう一度見返してやっていきたい。

    ――今日のテーマは、またそれの達成度合いは?


    テーマは「インパクト」。前半からもっと攻めるべきだったなと。キックを蹴ってほとんどがディフェンスになってしまった。後半、それを修正したが、もっと早く気づいて、自分たちのアタックを信じて、自陣からでも明治のラグビーをするべきだったかなと思います。


    ――ファーストスクラムで受けてしまった。メンタル的に受けてしまってパニックになった?


    それはなかったですね。そういう想定もしていた。最悪の状況を準備してと選手たちに話していた。最後、相手に隙ができて明治タイムで勝つ、走り勝つ。前半どんな状況になってもチャンスは転がっているということは話していて、そこは大丈夫ですが、最後の精度のところ、取り切れなかった。何度もチャンスあったが、ものにならなかったのが敗因です。


    ――早明戦に向けて


    相手も大切ですが、最後は自分たちがやってきたことをどれだけ信じられるか。信じるほどの努力をして準備ができたかといことが最後、自分たちを支えるものになると思う。まだ時間があるので、次を見て切り替えて準備をしていきたい。


    明治大学 NO8大石康太バイスキャプテン


    負けたことが全てかなと思っています。あと1試合、対抗戦の早稲田戦が残っているので、僕たちがどれだけ準備して、次に向かっていい準備できるか。今日の敗戦を糧にして、対抗戦、選手権に向けて精進していきたい。僕らが何で他のチームより上回れるかーー本当に小さいところなので、しっかり突き詰めたい。あと2ヶ月くらいですが、もう1回、何が必要か考えながらやっていきたい。

    ――スクラムの感触は、ダイレクトフッキングも使った


    スクラムは最初からダイレクトしようと思っていたわけではなく、しっかり相手に対してスクラム勝負する、明治のスクラムはみんなで何かと考えて勝負しにいった。だがファーストスクラムでああいった形で受けてしまった、負けてしまったところから、クオリティー出すこと最優先して、次からダイレクトフッキングするよと僕と(飯沼)蓮で話した。そんな中でもBKへいいボール供給できなかった。次、帝京大さんとやるときにチャレンジできるようにやっていきたい。


    ――ファーストスクラム受けた、8人のメンタル状況は?


    その1本目やられたと捉えられると思いますが、その1本で全部負けたと捉えるのではなく、明治のセットアップとかスクラムとか作り上げてきたものもあるので、もう1回やるべきことをやろうと話をしていて、それは修正できたところなどはあった。精神的なダメージ受けたことはあまりない。


    ――早明戦にむけて


    まだ終わっていないし、これ以上負けたくないので、それに向けて準備するだけです。

    帝京大学 岩出雅之監督


    この試合に向けての段階、試合中と学生たちからの気合いと緊張を感じながら試合に臨みました。

    試合中も力の入ったゲームやってくれた。粘り強く。その背景、学生たちのストラクチャー含めて、最後まで頑張れたと思います。今日の試合を乗り越えたことで、また学生たちの心の中にしっかりとした力強さ注入されたんじゃないかなと思います。これからもっと強くなると期待しています。

    前半、もう少し点を取れるかなというシーンが多かったので、そういう意味じゃはやくゲームを決めたい気持ちが逆に空回りにつながるのかなと、キャプテンは冷静に後半、仕切り直しをしました。ちょっとキャプテンが後半、退場して、不安な面がありましたが、ここもまた対抗戦のこの時期に超えていかないといけない大きなハードル、成長させてもらうためのいい教訓になるかなと思います。最後まで学生たちをよりたくましい姿を期待して見ていました。長く感じる時間帯もあったが、最後はかなりいいチャンスを持てませんでしたが、ディフェンスがすごく磨きのかかった、フルタイムの中での頑張りを感じさせてもらいました。少し、コミュニケーションの部分でミスがあったが、今日のゲームは得点差以上に中身の濃い、価値ある一勝だったなと思います。対抗戦、残り1試合に向けて、この2試合の中で得た、本当にプレーだけでなく魂みたいなものを学生たちにいい方向にいかしてほしい。

    帝京大学 PR細木康太郎


    明治大さんに向けてたくさんの準備をしてきて、アタックの新しい戦術やDFの規律を大事にしていこうと準備してきた中で、試合中でDFの反則が多くなったり、アタックでリズムが作れないこともあった。ただ高本、奥井、江良といったチームの戦術を考えてくれる選手が上手くコミュニケーションを取ってくれて、グランドに立っている15人が同じ画を見てプレーできたからこの点数に抑えられた。

    開始4分、ファーストスクラム、何度も組み直した末に帝京大が猛プッシュで明大エイトをめくりあげる

    開始4分、ファーストスクラム、何度も組み直した末に帝京大が猛プッシュで明大エイトをめくりあげる

    その中でも上手くいっても明治大学さんのプレッシャーを受けてしまって上手くいかなかったこともあった。明治大さんはスクラム、FWにプライド持っているチームで、僕個人としてもスクラムで勝ってFWで勢いをつけたいと思っていて、スクラムやFWで圧力をかけられる場面があって自信に大きくつながる。反省はまだありますが、勝てた、勝ちは僕たちの自信になり、これからの試合に向けて、いいモチベーションになると思うので、いい試合ができたと思います。

    スクラムで駆け引きを繰り広げたトイメン・桐蔭学園の同級生・山本耕生に勝利を誇示する細木主将

    スクラムで駆け引きを繰り広げたトイメン・桐蔭学園の同級生・山本耕生に勝利を誇示する細木主将

    ――最初のスクラムで相手の反則を誘い、雄叫び……。


    明治大と春、一度、試合をしていて、僕たち、当時、スクラムに自信を持っていたが、押すということが上手くいかなくて、すごく順調に勝てていた時期だったが、そこで上手くいかなかったところで、この対抗戦の明治大戦に向けて、スクラムは本当に意識して練習に取り組んできました。

    (組み直しが続いたが)お互いの距離感、体重のかけ方とかお互いこだわりが強い中、自分たちの好きなポジションではない、明治大さんも好きなポジションじゃないというところで、お互いストレスがある中で、セットコールがかかっていた。そこは、レフリーの話を聞いて、僕たちは組んでから押そうと話をしていた。あとは個人的に、対面が桐蔭学園の同期の山本選手で、いっしょにプレーしていた選手で、今、敵になって、絶対勝ってやろうと意識していた。

    ――照内選手のトライについて


    そういうプレーをするのは、この4年間、何回か見ていて、練習の中でも練習試合でも常に走ってくれて、フォローして、そのボールをゴールラインまで走りきるイメージがあって、照内がボールを持ったときは「いける」と思いました。(みんな喜んだが)全員が照内の側に寄って、チーム一つになっているなレベルアップしたなと思いました。

    ――DFが良かった要因は


    僕たちはDFの中で、この1~2年、オフサイドの反則が多くて、そこを守ろうというところで、オフサイドラインから大きく下がって、そこからみんなでDFラインを一気に上げることを練習で繰り返していて、そこに対して突き詰めてやっていた。明治戦に向けてDFのシステム大きくかえたことなくて
    今季始まって1年間の積み重ねで7点で抑えられたのかなと思います。

    ――2017年以来の対抗戦での明治からの勝利です。


    僕たち春に勝っていて、みんなが気持ちの部分でうわついていたり、一回、春に勝っているからというマインドになってほしくなくて、僕が言わなくてもそうなっていなくて、僕たちが(大学に)入ってから対抗戦で負けている。今季は対抗戦で明治さんに勝つ、負けたところで、このグラウンドで勝ちたいということをみんなに訴えかけました。

    次の試合、慶應大学さんですが、気を抜かずに勝利をして、大学選手権のトーナメントが発表されたんですが、対抗戦の1位になることは僕たちにことっては大きいですし、1位通過すると3年ぶりになるので、僕たちまず一つ目のタイトルを優勝し、そこから選手権優勝という2つとも取っていきたい。


    帝京大学 PR 照内寿明


    自分の役割と強みをいかして試合に臨もうと挑みました。試合前、キャプテンが「対抗戦の借りは対抗戦で返そう」という言葉を聞いたとき、心がグッと熱くなった。今日は自分がチームを引っ張らないといけないと試合に臨みました。試合の中で自分の強みであるセットプレー、ボールキャリーでいいところ、悪いところあったので、これから選手権に向けて、さらに自分の強みを活かし、課題の体力を克服していけるようにしていきたい。

    ――トライについて


    あそこで白國がゲインをして、自分がたまたまサポート寄っていていて、「テル来いよ」と言われて、これはいかないとあかんと思ってボールをもらって、前を見たら誰もいなくて、思いっきり走り抜けようとトライしました。(タックルは)途中まで気づかず、やばいと思って足を振り抜いて抜けてよかった。(50mは)高校の時は 6.4秒でしたが、今はもっと遅いと思います。


    ――最初のスクラムはどういうマインドセットだった?


    スクラムは自分たちの強みという認識が自分たちにあって、明治大学さんと組んでいくと、お互いの 組み方がなかなか合わなかったが、それはレフリーとコミュニケーションとって、お互いの組みやすい間合いで組んで、ヒットしてからバックファイブの押しで出ようという気持ちで出ました。絶対にスクラムに相手にプレッシャーをかけようという気持ちでと組んでいます

    ――細木キャプテンの印象は?


    細木は1、2、3年生のときはあんまり頼りないところが、正直あったんですが 実際に4年なる前に、「俺がもしキャプテンになったらお前どう思う」 という相談を受けて、「キャプテンになるだったら、それなりに覚悟が必要だ」といって、正直、不安あった。実際に4年になってチームを引っ張っていく中で、実際には有言実行できていて、「細木について行こう」という気持ちに正直なりましたね。

    GALLARY

     15分、帝京大は敵陣スクラムで圧力をかけ、アドバンテージを得てSO高本幹が左サイドへ正確なキックパス

    15分、帝京大は敵陣スクラムで圧力をかけ、アドバンテージを得てSO高本幹が左サイドへ正確なキックパス

     

    WTB高本とむがキャッチしてそのまま左隅に先制トライ

    WTB高本とむがキャッチしてそのまま左隅に先制トライ

     

    左隅からの難しいコンバージョンを高本幹が成功

    左隅からの難しいコンバージョンを高本幹が成功

     

    28分、自陣で相手キックを捕った帝京大WTB白國がカウンターアタック

    28分、自陣で相手キックを捕った帝京大WTB白國がカウンターアタック

     

    猛然とサポートについたPR照内がパスを受け、バッキングアップした明大WTB石田のタックルを受けながら

    猛然とサポートについたPR照内がパスを受け、バッキングアップした明大WTB石田のタックルを受けながら

     

    後半4分、明大WTB石田がトライラインに迫る

    後半4分、明大WTB石田がトライラインに迫る

     

    密集の中でPR大賀が押さえてトライ

    密集の中でPR大賀が押さえてトライ

     

    帝京14-7明治でノーサイド。喜ぶ帝京大の選手たち

    帝京14-7明治でノーサイド。喜ぶ帝京大の選手たち

     

    POMに選ばれたのは巨体を揺らして豪快独走トライを決めたPR照内

    POMに選ばれたのは巨体を揺らして豪快独走トライを決めたPR照内

     

    ウインドブレーカーを脱いで表彰を受けてニッコリ

    ウインドブレーカーを脱いで表彰を受けてニッコリ

     

    MEMBER_明治大学

  • 1 山本耕生 後半0分 OUT → IN 17 中村公星
  • 2 田森海音
  • 3 大賀宗志
  • 4 山本嶺二郎 後半34分 OUT → IN 19 亀井茜風
  • 5 武内慎
  • 6 木戸大士郎 後半41分 OUT → IN 20 小澤翔
  • 7 福田陸人
  • 8 大石康太
  • 9 飯沼蓮
  • 10 伊藤耕太郎
  • 11 石田吉平
  • 12 廣瀬雄也 後半26分 OUT → IN 22 児玉樹
  • 13 江藤良
  • 14 松本純弥
  • 15 雲山弘貴
  • 16 紀伊遼平
  • 17 中村公星
  • 18 為房慶次朗
  • 19 亀井茜風
  • 20 小澤翔
  • 21 萩原周
  • 22 児玉樹
  • 23 秋濱悠太
  • MEMBER_帝京大学

  • 1 照内寿明 後半16分 OUT → IN 17 津村大志
  • 2 江良颯
  • 3 細木康太郎 後半16分 OUT → IN 18 奥野翔太
  • 4 江里口真弘 後半10分 OUT → IN 19 山川一瑳
  • 5 本橋拓馬
  • 6 青木恵斗 後半10分 OUT → IN 20 リッチモンド・トンガタマ
  • 7 山添圭祐
  • 8 奥井章仁
  • 9 李錦寿
  • 10 高本幹也
  • 11 高本とむ 後半23分 OUT → IN 23 ミティエリ・ツイナカウヴァドラ
  • 12 押川敦治
  • 13 志和池豊馬
  • 14 白國亮大
  • 15 二村莞司
  • 16 小林恵太
  • 17 津村大志
  • 18 奥野翔太
  • 19 山川一瑳
  • 20 リッチモンド・トンガタマ
  • 21 岡本泰斉
  • 22 松山千大
  • 23 ミティエリ・ツイナカウヴァドラ
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