慶應が開幕4連勝!鬼門の筑波に3年後しの勝利 | ラグビージャパン365

慶應が開幕4連勝!鬼門の筑波に3年後しの勝利

2022/10/20

文●編集部


16日、神奈川・小田原城山陸上競技場では関東大学対抗戦A・慶應義塾大学(3勝)と筑波大学(3敗)の一戦が行われた。ここまでの成績は対照的な2チームだが、過去3年、慶應は筑波に勝利できていない。「毎年いい試合をして大きな学びを得て負けてきたんですけれども、今年は学びを得つつしっかり勝ちたいと思っていた。」(栗原徹監督・慶應)

両校の校歌斉唱

両校の校歌斉唱


筑波のキックオフでゲームがスタート

筑波のキックオフでゲームがスタート


前半3分、筑波はFB髙田賢臣がPGを狙うも失敗

前半3分、筑波はFB髙田賢臣がPGを狙うも失敗


前半7分慶應はSO中楠一期がPGを決め3-0

前半7分慶應はSO中楠一期がPGを決め3-0


筑波のキックオフでスタート。SO中楠一期のPGで先制した慶應だったが、前半17分に筑波NO8谷山隼太にトライを許すもブレイクダウンの攻防で激しくファイトし、その後は追加点を与えない。

前半15分筑波は敵陣ゴール前のラインアウトからNO8谷山隼太がボールをキャリー

前半15分筑波は敵陣ゴール前のラインアウトからNO8谷山隼太がボールをキャリー


谷山の前方には2人のディフェンダーがいたが突破

谷山の前方には2人のディフェンダーがいたが突破


谷山がトライ

谷山がトライ


駆け寄る筑波大メンバー

駆け寄る筑波大メンバー


髙田賢臣のゴールも決まって筑波が逆転

髙田賢臣のゴールも決まって筑波が逆転



慶應・SO中楠は前がかりになる筑波ディフェンスの裏スペースへチップキック

慶應・SO中楠は前がかりになる筑波ディフェンスの裏スペースへチップキック


前半24分慶應がボールを敵陣まで運ぶも筑波も早い戻りでトライを許さず

前半24分慶應がボールを敵陣まで運ぶも筑波も早い戻りでトライを許さず


筑波も1年生SO楢本幹志朗が同様にチップキックで裏スペースへキック。WTB大畑亮太がキャッチしゲイン。

筑波も1年生SO楢本幹志朗が同様にチップキックで裏スペースへキック。WTB大畑亮太がキャッチしゲイン。


筑波オフフィートでボールキープならず

筑波オフフィートでボールキープならず

直後の中楠の素晴らしいPKで一気に敵陣深くに入った慶應。ラインアウトからモールで押し込むもノックオン

直後の中楠の素晴らしいPKで一気に敵陣深くに入った慶應。ラインアウトからモールで押し込むもノックオン


筑波・谷山隼太に対して慶應CTB・鬼木崇のタックルが突き刺さりノックオンを誘う

筑波・谷山隼太に対して慶應CTB・鬼木崇のタックルが突き刺さりノックオンを誘う



慶應もゴール前まで攻め込むチャンスも精度のところで取りきれずスコアできない。それでも前半終了間際にPGを決め6-7の1点差で折り返した。

前半終了間際に慶應が2本目のPGを決め6-7として前半を終えた

前半終了間際に慶應が2本目のPGを決め6-7として前半を終えた

勝負の後半、先にチャンスを迎えた慶應だったが・・・

後半ゴーグルを外して登場した今野勇久主将

後半ゴーグルを外して登場した今野勇久主将



後半の出だし、慶應はチャンスを迎えるも、ゴール前の詰めが甘く逆にボールを奪われ筑波の反撃を受ける。

後半最初のチャンスを迎えたのは慶應。FB山田響が筑波・大畑とのハイボール競り合いで勝利。マイボールキープに成功

後半最初のチャンスを迎えたのは慶應。FB山田響が筑波・大畑とのハイボール競り合いで勝利。マイボールキープに成功


鬼木が裏スペースへキック

鬼木が裏スペースへキック


筑波WTB濱島がカバーに入るもボールが手につかずノックオン

筑波WTB濱島がカバーに入るもボールが手につかずノックオン


後半4分敵陣ゴール前のラインアウトからモールを押し込む慶應

後半4分敵陣ゴール前のラインアウトからモールを押し込む慶應


ゴールラインまで押し込むがボールがこぼれたところ筑波がターンオーバー

ゴールラインまで押し込むがボールがこぼれたところ筑波がターンオーバー




筑波WTB大畑亮太、SH白栄拓也の2人にゲインを許し、一気に自陣深くまでエリアを戻されてしまうと、そのままWTB濱島にトライを決められ6-12とリードを広げられてしまう。

自陣からアタックを継続する筑波。大畑がディフェンダー二人の間を抜ける

自陣からアタックを継続する筑波。大畑がディフェンダー二人の間を抜ける



SH白栄拓也がゲインし誰もいない敵陣へボールを転がす

SH白栄拓也がゲインし誰もいない敵陣へボールを転がす



さきほどハイボールで対決した大畑と山田が再び。慶應はWTB佐々木も戻ってボールをタッチに蹴り出す

さきほどハイボールで対決した大畑と山田が再び。慶應はWTB佐々木も戻ってボールをタッチに蹴り出す



このチャンスに筑波はボールを大きく動かし、最後はSO楢本のキックパスが

このチャンスに筑波はボールを大きく動かし、最後はSO楢本のキックパスが


WTB濱島につながりトライ

WTB濱島につながりトライ


後半押し込まれていた筑波が最初にスコア。12-6とリードを広げた

後半押し込まれていた筑波が最初にスコア。12-6とリードを広げた

しかし、その状況でパニックになることはなかった。慶應はハーフウェイ付近からFB山田響がアタックを開始。右サイドにボールを展開し、内に返してポイントをつくると素早く順目に展開。LOマスプアまでボールをつなぎ、マスプアがディフェンスを引き付けてフィニッシャーであるWTB佐々木隼にオフロードパスをつないで左隅にトライ。SO中楠一期が確実にコンバージョンを決めて、13-12と逆転に成功。

後半12分、ハーフウェイ付近から山田が起点となって慶應がカウンターアタック

後半12分、ハーフウェイ付近から山田が起点となって慶應がカウンターアタック


PR松岡勇樹

PR松岡勇樹


鬼木が内に返す

鬼木が内に返す


山田がクラッシュしポイントを作る

山田がクラッシュしポイントを作る


左サイドへ展開。LOアイザイア・マスプアがボールをキープ。ディフェンスを引き付けて

左サイドへ展開。LOアイザイア・マスプアがボールをキープ。ディフェンスを引き付けて・・・


マスプアからオフロードパスを受けたWTB佐々木隼がしっかりフィニッシュ。直後のコンバージョンも決まって慶應が13-12と逆転.

マスプアからオフロードパスを受けたWTB佐々木隼がしっかりフィニッシュ。直後のコンバージョンも決まって慶應が13-12と逆転.

後半23分、筑波SO楢本幹志朗のショートパントに対し、CTB松島が反応しボールをキャッチ一気にゴール前まで押し込まれる。このピンチを防いだのは、CTB鬼木とFB山田の2人。山田がボールに絡んで筑波のトライを防いだ。

追いかける筑波は後半23分、楢本のショートパントにCTB松島聡が反応

追いかける筑波は後半23分、楢本のショートパントにCTB松島聡が反応



松島がゴールに迫るが…

松島がゴールに迫るが…


山田響がジャッカル。ノットリリースザボールでトライならず

山田響がジャッカル。ノットリリースザボールでトライならず


後半31分、NO8髙武がハイボールの競り合いでシンビン。慶應が1人少ない状況に。

後半31分、NO8髙武がハイボールの競り合いでシンビン。慶應が1人少ない状況に。



残り10分、慶應にとって再び試練が訪れる。31分、ハイボールの競り合いでNO8高武が危険なタックルでシンビン。一人少ない状況となってしまう。この状況でチームを救ったのはSO中楠一期の精度高いキック。

「蹴り勝っていたと思います。もちろんチャンスがあれば攻めていくというのは、もちろんですけれども、良い判断ができていたと思います。トライもカウンターアタックから蹴り勝った結果だったので良かった。」(栗原徹監督・慶應)

SO中楠の精度高いキックで一人少ない状況でもエリアマネジメントを制した

SO中楠の精度高いキックで一人少ない状況でもエリアマネジメントを制した




敵陣でゲームを進め14人で筑波の攻撃を凌ぎ、40分、筑波のペナルティーを誘発させ、PGを決めて貴重な追加点をあげ、ノーサイド。16-12で慶應が勝利し開幕4連勝を果たし、第4週終了時点で3位につけている。

1人少ない慶應が後半40分PGで16-12と突き放した

1人少ない慶應が後半40分PGで16-12と突き放した



最後まで攻撃を継続する筑波だったが慶應もディフェンスの集中力を切らさずノーサイド

最後まで攻撃を継続する筑波だったが慶應もディフェンスの集中力を切らさずノーサイド

慶應義塾大学 栗原徹監督

栗原徹監督

栗原徹監督



筑波大学さんには3年間負けているということで、今のこのチームに筑波大学に勝った経験のある子はいませんでしたので、本当にしっかり準備をしてチャレンジをするというその結果勝利が転がってくるときもあれば、そうでない時もあるのですが、しっかり準備をするということを一生懸命やってきてくれました。ひたむきさという部分が最後自分たちに勝利がころがってきたのかなと思います。


――チームを率いて初めて筑波に勝利した


毎年いい試合をして大きな学びを得て負けてきたんですけれども、今年も学びを得つつしっかり勝ちたいと思っていましたので非常に嬉しいです。



――今日の試合のターニングポイントは?


シンビン中に14人で耐えたこと、そして耐えるどころかペナルティで3点を取ったこと。他にもいろいろありますが、大きかったかなと思います。残り5分で(シンビンだった)高武が戻って来たときのスタジアムの一体感というか、自分は上の方から見ていたんですけども、スタンド・会場全体が14人の奮闘をなにか応援してくれるような雰囲気がありました。あれは大きな部分だったと思います。

慶應義塾大学 今野勇久キャプテン

今野勇久キャプテン

今野勇久キャプテン


今日は本当に楽しかったです。勝つことももちろんですが、それ以上にギリギリのやり合いができ、そういったところを楽しめたというのが勝因かと思います。今日のゲーム岳にフォーカスされがちですが、部員150人くらいがそれぞれの立ち位置で筑波に向けて100%準備できた結果で、チーム全員の勝利かなと思います。




――4連勝。次の試合に向けて


今年のチームでよく言っているのは、自分たちでは勝敗はコントロールできないので、やるべきことは準備を100%やりきるということだけだと思っています。しっかりオフを挟んでグラウンドに立った時、もう一回ジャージ争いを100ですることで、その先に出場した選手が100%チームがやりたいことを表現できると思うので、もちろん試合も見据えていますが、1回1回の練習の中でチーム内競争して、明治戦に勝っていきたいと思います。

慶應義塾大学 SO中楠一期(POMに選出)

中楠一期

中楠一期


週の頭に監督から厳しい言葉を頂いて、部員全員でハドルを組んでしっかり準備しようという話がありました。それでしっかりみんな、頭が切り替わって準備した結果が今日の結果だと思います。(今野)勇(久キャプテン)さんが言った通り、BKでいうとノンメンバーが分析したり、情報をくれたりしました。


――ゲームマネジメント、うまくいったところ、いかなかったところ


うまくいかなかったところは中盤の前半の終わり方。時間帯と後半もミドルの時間帯はやっぱりフィットネスの部分もみんな落ちますし、頭の回転も遅かったり、結構難しいところがあって、やっぱりうまくいかないところがありました。うまくいかないことも想定内という話をしていたので、僕一人でもマネジメントできないし、しっかりチームとしてコネクトして、鬼木(崇)だったり、(山田)響だったり、トークして常に情報をもらっていたので、みんなで一つになって考えてやれて、我慢し続けることができた要因かなと思います。

――後半の20分の戦い方は想定していたものだったか?


簡単な試合にならないというのは想定していましたし、ラグビーは80分たったときに1点でも上回っていたら勝ちというスポーツなので、まだまだ時間もあって、ビハインドでもみんなで落ち着いてやっていくことができたと思います。

高武のシンビンだったり、想定外のこともありましたが、みんなパニックにならず、シンビンになったときの準備もあったのでそこは生きてよかったかなと思います。

関東大学対抗戦A(第4週終了時点)

1.帝京大学 4勝(20)
2.明治大学 4勝(19)
3.慶應義塾大学 4勝(19)
4.早稲田大学 3勝(14)
5.筑波大学 4敗(2)
--(選手権出場枠ここまで)--
6.青山学院大学 4敗(0)
7.立教大学 3敗(0)
8.日本体育大学 3敗(0)

今後の上位校同士の対戦予定
11月6日
明治大学v慶應義塾大学
帝京大学v早稲田大学

11月20日
帝京大学v明治大学

11月23日
慶應義塾大学v早稲田大学

12月3日
慶應義塾大学v帝京大学

12月4日
早稲田大学v明治大学


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