明治が開幕3連勝!4季ぶりの3桁で日体大に大勝 | ラグビージャパン365

明治が開幕3連勝!4季ぶりの3桁で日体大に大勝

2024/09/29

文●編集部


9月28日(土)、小田原市城山陸上競技場で、関東大学対抗戦の明大-日体大戦が行われた。
明大はここまで青学大、慶大を破り2勝0敗、日体大は帝京大と早大に敗れ0勝2敗。試合は、その勢いがそのまま出る80分間となった。

校歌斉唱

校歌斉唱


校歌斉唱

校歌斉唱



明大が蹴った試合開始のキックオフを日体大はいきなり落球。敵陣に入った明大はそのままアタックを継続し、FB金昴平が右隅ゴール前に持ち込んだラックからSO伊藤龍之介が左へ大きくキックパスを送り、左隅に残っていた初先発のFL大川虎拓郎がノーホイッスルトライ。

大川虎拓郎のトライ

大川虎拓郎のトライ


さらに明大は12分に左ゴール前のラインアウトからモールを押してHO西野帆平がトライ。17分には同じく左ゴール前ラインアウトからモールを押しておいて、再び伊藤龍之介のキックパスでルーキーの右WTB白井瑛人がトライ。21分にも左ゴール前のラインアウトに持ち込むと、今季初先発の左WTB海老澤琥珀が右ラインに参加して、右WTB白井が内側に入ってトライ。

23分にはNO8木戸大士郎の突進からSH田中景翔がトライを加えると、27分にはまたも白井が逆サイドへ走って左中間にトライを決め、試合開始から30分経たずにハットトリックを達成。CTB平翔太は最初のコンバージョンを外しただけでその後はグラウンド両端から鮮やかなキックを決めるなど連続成功。あっという間に40-0までリードを広げた。
さらに32分に初先発のFL藤井達哉、38分にHO西野、43分には今夏の日本代表を経験したWTB海老澤が今季初先発で初トライ。前半だけで61-0と大きくリードする。

明治・SO伊藤龍之介

明治・SO伊藤龍之介


明治・CTB白井瑛人

明治・CTB白井瑛人


明治・CTB平翔大のキック

明治・CTB平翔大のキック


明治・SH田中景翔のトライ

明治・SH田中景翔のトライ


明治・FL大川虎拓郎

明治・FL大川虎拓郎


CTB白井瑛人のトライ

CTB白井瑛人のトライ


明治・WTB海老澤琥珀のトライ

明治・WTB海老澤琥珀のトライ

明大は後半のスタートからPR伊藤潤乃助、HO金勇哲、PR山口匠、NO8亀井秋穂、SO萩井耀司、FB竹之下仁吾という5人をベンチから一斉投入。CTB秋濱に変わって入った萩井がSOに入り、SOで先発していた伊藤龍之介がCTB12へ、CTB平翔太が12から13へスライドする新フォーメーションにシフト。新たなコンビネーションがどう出るか注目されたが、再開早々の3分、相手ゴール前で日体大がFKから強引に展開したところ、パスを読み切ってカットした白井が4本目のトライ。68-0とリードを広げると、ここからはインパクト勢がフル回転する。

後半登場の明治・FB竹之下仁吾

後半登場の明治・FB竹之下仁吾


明治・LO田島貫太郎

明治・LO田島貫太郎


10分にはラインアウトモールでHO金勇哲、14分にはハーフウェーから独走したFB竹之下仁吾、27分には相手ゴール前の連続ラックからPR山口匠、31分には相手ゴール前のPKで速攻に出たSH登根大斗が次々とトライ。35分には相手ゴール前の相手ボールスクラムを押し込んでボールを奪うとSO伊藤龍之介がチーム15本目のトライ。CTB平が13本目のコンバージョンを蹴り込みスコアは101-0。明大にとっては武井日向主将が率いた2019年の成蹊大戦(139-5)以来4季ぶりとなる3桁の大台に達した。

HO金勇哲のトライ

HO金勇哲のトライ


竹之下のダイビングトライ

竹之下のダイビングトライ


明治・PR山口匠のトライ.

明治・PR山口匠のトライ.



日体大も懸命のタックルで明大の攻勢を止めようとするが、いずれも単発の好プレーにとどまり、戦況を変えるには至らず。終了直前には連続PKから明大ゴール目前まで攻め込んだが、明大の分厚い防御を破るには至らず、最後はボールを奪われノーサイド。早大戦に続く完封負けに終わった。

プレイヤーオブザマッチには前半SO、後半はCTBとポジションを変えながら自在のゲームリードをみせた明大の伊藤龍之介が、モストインプレッシブプレーヤーにはタックルとラインアウトで奮闘した日体大のLO岸佑融が選ばれた。

POMに輝いた明治SO伊藤龍之介

POMに輝いた明治SO伊藤龍之介


MIPの日体大LO岸佑融

MIPの日体大LO岸佑融

明大・神鳥裕之監督

「先週慶大に良い内容のゲームをして、2週連続で同じように良い内容でできるかが問われるゲームでしたが、80分を通じて選手が良くやってくれた。得点を多く取ったことよりも、今季初めて相手を0点に抑えたことを評価したい。昨年はリザーブがゲームに入ったときに機能しないところがあったので、今季は層を厚くしたいと思っているので、ハーフタイムに思い切って選手を替えました」

明大・木戸大士郎主将

明治・NO8木戸大士郎主将

明治・NO8木戸大士郎主将


「今季は『NEXT LEVEL』をテーマに掲げているので、先週は慶大に良いゲームをしたけれど、今週は相手が変わっても良いゲームができることを示したかった。今日は『NEXT LEVEL』のゲームができたと思う」


 

記事検索

バックナンバー

メールアドレス
パスワード
ページのトップへ