7月3日、秩父宮ラグビー場で、第10回関東大学オールスターゲームが開催された。過去2年はコロナ禍に伴い中止されており、今回は3年ぶりの開催。今回はセブンズ4試合と15人制1試合の計5試合が実施された。
第5試合は対抗戦選抜とリーグ戦選抜の15人制勝負。関東大学オールスターがこの形式になって10回目だが、過去2度中止されており、これまでの対戦成績は対抗戦の4勝3敗とほぼ互角。それだけに激しい戦いになった。
先手を取ったのはリーグ戦選抜だった。対抗戦選抜のキックオフから攻め返すと次々とボールをつなぎ、LOボギドラウ(流経大4年・ラトゥカンダブレブスクール/FIJI)が左隅に飛び込む。SO武藤ゆらぎ(東海大3年・東海大仰星)のコンバージョンは外れるが、リーグ戦選抜が5点を先制する。
このトライで勢いに乗ったリーグ戦選抜が序盤は主導権を握る。対抗戦選抜のNO8奥井章仁(帝京大3年・大阪桐蔭)がボールを持てばリーグ戦選抜がHO井上風雅(日大3年・東福岡)を先頭にタックルに突き刺さってターンオーバー。