関東大学対抗戦・リーグ戦得点王、トライ王、ドリームフィフティーン | ラグビージャパン365

関東大学対抗戦・リーグ戦得点王、トライ王、ドリームフィフティーン

2020/12/09

文●大友信彦


ラグビージャパン365では、6日に終了した関東大学対抗戦&リーグ戦グループの個人成績(得点&トライ)を関東協会の公式記録から集計。それぞれのランキングトップ10を以下に紹介する。また、関東大学ラグビー連盟から発表されたリーグ戦1部のベストフィフティーンと、本誌選出の対抗戦グループドリームフィフティーンを以下に紹介する。

今季はコロナ禍の影響で準備期間が短く、春夏の試合経験を積めないままでシーズンイン。選手自身は不完全燃焼のシーズンだったという思いが強いかもしれないが、その時点でできることに集中して出し切った選手たちのパフォーマンスは立派でした。2020年のシーズンを成立させていただき感謝します。

対抗戦 トライランキング

慶應・HO原田は11トライ。今シーズンのチームの戦い方が如実に現れた。

慶應・HO原田は11トライ。今シーズンのチームの戦い方が如実に現れた。

1 原田 衛 11T 慶大3年 HO
2 尾﨑泰雅 9T 帝京大4年 WTB
3 李 承爀 7T 帝京大4年 HO
4 山本 凱 6T 慶大3年 FL
4 江良 颯 6T 帝京大1年 HO
4 奥井章仁 6T 帝京大1年 No8
4 平坂海人 6T 帝京大4年 WTB
8 石川貴大 5T 明大4年 WTB
8 古賀由教 5T 早大4年 WTB
8 一口隼人 5T 筑波大4年 CTB/WTB

ルーキー・帝京No8奥井は6トライ。選手権ではどこまで暴れるか。

ルーキー・帝京No8奥井は6トライ。選手権ではどこまで暴れるか。

 

対抗戦 得点ランキング

帝京FB奥村が2位以下を大きく引き離した。

帝京FB奥村が2位以下を大きく引き離した。

1 奥村 翔 117 帝京大4年 FB
2 吉村 紘 74 早大2年 SO
3 原田 衛 55 慶大3年 HO
4 山田雅也 54 筑波大4年 SO
5 山田 響 49 慶大1年 FB
6 ハラトア・ヴァイレア 47 日体大3年 No8/FB
7 尾﨑泰雅 45 帝京大4年 WTB
8 李 承爀 35 帝京大4年 HO
9 小林将也 34 立大4年 FB
10 池戸将太郎 30 明大1年 SO
10 山本 凱 30 慶大3年 FL
10 江良 颯 30 帝京大1年 HO
10 奥井章仁 30 帝京大1年 No8

リーグ戦 トライランキング

流経大FB河野がシーズン通して素晴らしいパフォーマンスを見せた

流経大FB河野がシーズン通して素晴らしいパフォーマンスを見せた

1 河野竣太 9T 流経大3年 FB
2 ワイサケ・ララトゥブア 8T 東海大2年 LO
2 水間夢翔 8T 日大2年 WTB
4 谷口宣顕 6T 東海大1年 WTB
4 杉浦巧実 6T 東海大4年 CTB
4 ナサニエル・トゥポウ 6T 日大2年 WTB
4 ヴィリアメ・タカヤワ 6T 流経大4年 CTB
4 山下憲太 6T 法大4年 FL
4 岡 輝剛 6T 関東学院大4年 HO
10 根塚洸雅 5T 法大4年 FB

最終節、不戦勝ということで残念ながらトライを積み上げることができなかった日大WTB水間。パワフルなランは次世代WTBを感じさせる。選手権での活躍に期待。

最終節、不戦勝ということで残念ながらトライを積み上げることができなかった日大WTB水間。パワフルなランは次世代WTBを感じさせる。選手権での活躍に期待。

 

リーグ戦 得点ランキング

2冠となった河野。選手権では当然マークされてくる。その中で本来のパフォーマンスをどこまで出せるか注目。

2冠となった河野。選手権では当然マークされてくる。その中で本来のパフォーマンスをどこまで出せるか注目。

1 河野竣太 126 流経大3年 FB
2 芳崎風太 58 関東学院大3年 CTB
3 有田闘志樹 56 法大3年 CTB
4 ワイサケ・ララトゥブア 40 東海大2年 LO
4 水間夢翔 40 日大2年 WTB
6 丸山凜太朗 38 東海大3年 SO
7 ペニエリ・ラトゥ・ジュニア 34 大東大1年 CTB
8 廣瀬和哉 31 日大3年 CTB
9 谷口宣顕 30 東海大1年 WTB
9 杉浦巧実 30 東海大4年 CTB
9 ナサニエル・トゥポウ 30 日大2年 WTB
9 ヴィリアメ・タカヤワ 30 流経大4年 CTB
9 山下憲太 30 法大4年 FL
9 岡 輝剛 30 関東学院大4年 HO


リーグ戦1部 ベストフィフティーン

関東大学リーグ戦2020・ベストフィフティーン(関東協会発表)

関東大学リーグ戦2020・ベストフィフティーン(関東協会発表)

今季はコロナ禍での試合開催に伴い、最終戦のあとの表彰式が行われなかったが、リーグ戦1部ベストフィフティーンは関東大学ラグビーフットボール連盟HPで発表された。

フロントロー

日大HO・藤村

日大HO・藤村

PR1 小川寛大 流経大4年(伏見工)
HO2 藤村琉士 日大4年(京都成章)
PR3 前田 翔 東海大3年(東海大仰星)

セカンドロー

流経大LO4・カペネ

流経大LO4・カペネ

LO4 タマ・カペネ 流経大3年(スコッツカレッジ)
LO5 テビタ オト 日大3年(トンガカレッジアテレ)


バックロー

東海大No8・吉田

東海大No8・吉田

FL6 ジョーンズ・リチャード・剛 東海大3年(伏見工)
FL7 坂本侑翼 流経大4年(流経大柏)
No8 吉田大亮 東海大4年(東海大仰星)


ハーフバック

東海大SO・丸山

東海大SO・丸山

SH9 中村友哉 東海大4年(伏見工)
SO10 丸山凜太朗 東海大3年(東福岡)

スリークォーターバック

流経大CTB13・タカヤワ

流経大CTB13・タカヤワ

WTB11 水間夢翔 日大2年(佐賀工)
CTB12 赤木 凜 東海大4年(伏見工)
CTB13 ヴィリアメ・タカヤワ 流経大4年(ケルストンボーイズ)
WTB14 根塚洸雅 法大4年(東海大仰星)

フルバック

FB15 河野竣太 流経大3年(常翔学園)


多彩なパスワークと的確なプレー選択が印象的だった東海大SO武藤。

多彩なパスワークと的確なプレー選択が印象的だった東海大SO武藤。

いずれ劣らぬ活躍をみせた選手たち。どの名前にも、印象的なパフォーマンスが思い浮かぶが、ここに名前の出た選手たちに負けない輝きを放った選手たちもたくさんいた。本誌的には、大東大FB鈴木匠、日大SH村上陽平、専大SH友池瞭汰、東海大SO武藤ゆらぎ、中大FL川勝自然、関東学院大CTB芳崎風太、各選手のパフォーマンスに強い印象を受けた。

直接試合を見られていないが、中大の2年生SO津田貫汰はラスト3試合に出場、9C3Pあわせて12度のゴールキックを100%成功させ、中大の終盤の連勝に大きく貢献した。一昨季の桐蔭学園の全国準優勝SO、今後の活躍に期待したい。


ラグビージャパン365選出 対抗戦グループ ドリームフィフティーン

オフィシャルのベスト15を制定、発表しているリーグ戦グループと異なり対抗戦グループではベスト15を発表していない。そこでRJ365では対抗戦グループのドリームフィフティーンを独自選出してみた。


フロントロー

明治PR1・中村

明治PR1・中村

PR1 中村公星 明大2年(國學院栃木)
HO 原田 衛 慶大3年(桐蔭学園)
PR3 村上 慎 明大3年(法政二)

セカンドロー

明治LO4・片倉

明治LO4・片倉

LO 片倉康瑛 明大4年(明大中野)
LO 相部開哉 慶大4年(慶応)

バックロー

早稲田FL村田は、1年生ながらパワフルなプレーで縦の推進力を見せた。

早稲田FL村田は、1年生ながらパワフルなプレーで縦の推進力を見せた。

FL 村田陣悟 早大1年(京都成章)
FL 山本 凱 慶大3年(慶応)
No8 箸本龍雅 明大4年(東福岡)

ハーフバック

早稲田SH・小西

早稲田SH・小西

SH 小西泰聖 早大2年(桐蔭学園)
SO 森 雄登 明大4年(東福岡)

スリークォーターバック

筑波WTB14・植村

筑波WTB14・植村

WTB 石田吉平 明大2年(常翔学園)
CTB 児玉 樹 明大3年(秋田工)
CTB 尾﨑泰雅 帝京大4年(伏見工)
WTB 植村陽彦 筑波大2年(茗渓学園)

フルバック

FB 奥村 翔 帝京大4年(伏見工)

両PRは優勝をかけた早明戦でスクラムに完勝した明大から。今季ほとんどのチームに組み勝ち自信を持っていた早大のスクラムを押し込んだ低さと堅さは見事だった。早大の小林、慶大の大山はフィールドプレーも含めワークレートの高さが光った。

注目ルーキーの一人、帝京HO江良。選手権のプレッシャーがかかる状況でどんなパフォーマンスを見せるか。

注目ルーキーの一人、帝京HO江良。選手権のプレッシャーがかかる状況でどんなパフォーマンスを見せるか。

HOはスクラム、ラインアウトで抜群の安定感を見せた明大の田森、トライを取る決定力と運動量が光る帝京大の江良も素晴らしかったが、対抗戦全体のトライ王となる11Tをあげ、チームのアタックの中心になっていた慶大の原田の活躍度は圧巻だった。

慶應LO・相部

慶應LO・相部

LOでは、明大の片倉は早大戦で、慶大の相部は帝京大戦で、それぞれ最終戦のラインアウトで優位に立ち、勝利を引き寄せた功労者。ラインアウトだけでなくブレイクダウン、ボールキャリー、ディフェンスでもみせた高いワークレートに4年生、そしてリーダーの責任感があふれていた。

明治FL・繁松

明治FL・繁松

FLの山本凱は慶大のすべての試合のすべての局面にフルコミットしたワークレートの高さとそこでのプレーの精度、決定力で光っていた。早大の村田は荒削りながら激しさを前面に出すプレーでチームに勢いを与えた。明大の繁松、早大の坪郷、筑波大の中田など派手さはなくてもハードワークを続ける選手のパフォーマンスも印象的だった。

早明戦ではチームに流れを呼び込むプレーを連発した明治No8・箸本

早明戦ではチームに流れを呼び込むプレーを連発した明治No8・箸本

No8の箸本。こまごま説明不要。強さ、激しさ、優しさ、キャプテンシー、文句なし。付け加えればメディア対応もスーパー。早大の丸尾、慶大の1年生福澤、帝京大の1年生奥井も光るものをみせた。

明治SO・森

明治SO・森

SHは早大の小西のスピードが圧巻。明大・飯沼のゲームリードも光った。

SOはゴールキックも含めれば早大の吉村、慶大の中楠、筑波大の山田、青学大の桑田も光ったが、優勝をかけた早明戦で、本職はCTBながら堅実なゲームリードとハードなディフェンスを見せた森のゲームマネジメント力を。


トライへの嗅覚は他を寄せつけない帝京CTB13・尾﨑

トライへの嗅覚は他を寄せつけない帝京CTB13・尾﨑

CTBでは明大・児玉の縦に出る強さ、ボールを活かす懐の深さが光った。帝京大の尾﨑はハイボールへの強さ、フィニッシュ力とも大学トップレベルのポテンシャルをみせた。筑波大の岡﨑のワークレートとリーダーシップ、1年生・谷山のハイボールへの強さも印象的だった。

明治WTB11・石田

明治WTB11・石田

WTBも好選手が多かった。明大の石田、石川、早大の古賀、槇、筑波大の仁熊、一口(いもあらい)などが光ったが、決定力で明大の石田と筑波大の植村を選出した。

FBも激戦区。ロングキックの明大・雲山、アタックセンス抜群の早大・河瀬、決定力抜群の筑波大・松永、スピード抜群の慶大ルーキー山田響、ゴールキック含め貢献度抜群の帝京大・奥村、何でもできる日体大ヴァイレアと好選手がひしめいたが、ここでは得点王、そして欠場がちだった松本主将にかわりチームを引っ張った貢献度に敬意を表して帝京大・奥村を選んだ。


大友信彦
(おおとものぶひこ)

1962年宮城県気仙沼市生まれ。気仙沼高校から早稲田大学第二文学部卒業。1985年からフリーランスのスポーツライターとして『Sports Graphic Number』(文藝春秋)で活動。’87年からは東京中日スポーツのラグビー記事も担当し、ラグビーマガジンなどにも執筆。

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