チャレンジャー・木川海(宮城・佐沼高3年)熊谷大会で生まれたニューヒロイン | ラグビージャパン365

チャレンジャー・木川海(宮城・佐沼高3年)熊谷大会で生まれたニューヒロイン

2024/04/25

文●大友信彦


太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ2024熊谷大会で生まれたライジングスターだ。

チャレンジチームのキャプテンとして出場した木川海(きかわ・うみ)。宮城県佐沼高の3年生。
10位に終わったチャレンジチームにあって、5試合であげたトライは6。中でも圧巻は追手門学院との9/10位決定戦だ。

前半7分、自陣22m線付近のスクラムから弧を描くように相手DFの隙間をすり抜けて80m独走のトライを決めると、後半4分には足下に飛び込む相手タックルをふり払って70m独走のトライ。さらに7分には相手陣ラックサイドでパスを受けると相手にジャージーを掴まれながら振り切ってトライを決め、3トライのハットトリック。



それも、①相手DFの隙間をスピードとコース取りでクリーンブレイクして走り切る速さ、②足下に飛び込む相手タックルを振り払う足腰の強さ、③相手にジャージーを掴まれても振り切るトルクフルな走り、というすべて違うパターン。トライハンターとしてのポテンシャルを感じさせると同時に、キャプテンを任された責任感も感じさせた。




チャレンジチームは、DAY1はアルカス熊谷には0-22と完封負けしたものの、三重パールズからは2トライを奪い14-32、PTSには26-28と食い下がった。DAY2は9位以下トーナメントにまわり、初戦でアルテミ・スターズを12-10で破り今大会初勝利。最後の9/10位決定戦は追手門学院VENUSと対戦し、12点を先行されながら反撃。最終スコアは15-19で敗れたものの互角の戦いを演じた。やっぱり太陽生命シリーズにはチャレンジチームが必要だ――そう思ったファンもいただろう。



そのチャレンジチームで主将を務めた木川は、完封負けしたアルカス戦を除く4試合すべてでトライをスコア。追手門戦のハットトリックも含め6トライをあげ、大会トライランキングでは6位に食い込んだ。

女子ラグビーに現れたニューヒロインに、試合後に聞いた。

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