カレンダーを見ると、この週末は太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ2020の最終第4戦、鈴鹿大会が開かれているはずだった。東京、静岡、秋田、鈴鹿の4戦を戦って、それぞれのチームはどんな成長を果たしていただろうか……と想像すると切なくなるが、ちょっと待て、新年度の各チームの陣容も、把握できていないことに改めて気付いた。
とはいえ、まだなかなか直接取材は難しい時期だ。そこで、各チームのHPを訪ねたり、問い合わせるなりして、各チームの戦力情報を調査してみた。まだまだ不完全だが、把握できた情報をお届けしよう。
第3弾は、昨季の太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ総合7-9位だった3チームの情報をお届けする。
日本体育大学女子ラグビー部(昨年総合7位)
そして日体大。一昨年の7人制・15人制2冠完全制覇から昨年は一転、太陽生命シリーズ総合7位、15人制でも関東大会決勝に進めず全国大会を逃したが、復活に向けて強力な新戦力を得た。ビッグネームは昨年4月の北九州セブンズで17歳4カ月という史上最年少でサクラセブンズデビューを飾った松田凛日(國學院栃木)。ご存知、ワールドカップ4大会代表の日本代表レジェンド松田努さんの娘で、中学時代から注目を集めた逸材だ。松田は先輩の大竹風美子、平野優芽、田中笑伊、永田花菜とともに来年の東京五輪まではチームを離れることが多くなりそうだが、期待の新人はまだまだたくさんいる。
秋のU18セブンズで圧巻の強さで2連覇を飾った石見智翠館からPR小牧日菜多とWTB野口澄香。昨年のサニックスワールドユースで初優勝を飾った福岡レディースから主将だったCTB/WTB吉野舞祐(まゆ=新宮)、地蔵堂萌生(ぢぞうどう・めい=筑紫)。