2試合で37。今季からサンウルブズに加入したFLピーター・ラピース・ラブスカフニが相手に見舞ったタックルの数だ。2戦とも、相手チームを含め最多タックル数だった。正に、「体を張ってチームに貢献」するラピースにレベルズ戦終了後、話を聞いた。
「相手の体が大きいとか小さいとかで、相手を判断したことはない」
――次戦は南アフリカでの試合となります。
日本は第二のホームだと思っています。来週から南アフリカに帰ることは嬉しいことですが、今ここにいることを楽しんでいます。
――何種類のタックルをすることができるのですか?
タックルに関しては、毎回シチュエーションに合わせてプレーをしているというだけです。自分が複数の種類のタックルをしているという意識はありません。常にベストを尽くしているというだけです。しっかりとターゲットを見つめて、インサイド・アウトサイド両方向の仲間を確認します。そして、タックルしたら、しっかりとレッグドライブをかけることを大切にしています。
――南アフリカでは今のポジションは体が小さい選手なのでは?
確かに、自分のポジションではみんなが体が小さい、と言います。ただ、ドッグファイトでは体の大きさは問題になりませんよね。戦うと言う 気持ちが大切なんです。高校の時のチームは、特別体が小さなチームでプレーをしていました。今まで自分は相手の体が大きいとか小さいとかで判断したことはありません。勝利するために何をやらなければならないかということだけを考えていました。
ある有名な言葉があります。「強くて速い人がいつも勝つとは限らない。」 当然、最終的にはどちらかが勝利します。しっかりと考える人が勝利をすると思います。
サンウルブズでは15人、それぞれが『自分のタスク』を持っています。私は、試合において、自分の持っているベストな能力を発揮できるよう 準備をしています。