とっても気の早いRWC2023プレビュー!各組の展望はそしてオーウェンズさんお疲れ様でした。 | ラグビージャパン365

とっても気の早いRWC2023プレビュー!各組の展望はそしてオーウェンズさんお疲れ様でした。

2020/12/28

文●大西将太郎 構成●大友信彦


将太郎です。
いよいよ2020年も大詰めですね。前回のコラムでは、コロナ禍に見舞われた2020年のワールドラグビー、南北でテストシリーズが並行した年末テストシリーズを振り返りました。そして今年の最後を飾った大きなトピックはRWC2023の組み合わせ抽選です。昨年のワールドカップの記憶はまだ鮮やかですし、日本代表はワールドカップ後のテストマッチをまだひとつも戦えていない。次のワールドカップなんて遥か先、というイメージがありましたが組み合わせはもう決まった。世界の各チームは、ここからはこのプールドローを頭に入れて、この組み合わせを勝ち抜くことを念頭に置いて、強化を進めていくわけです。

今回の抽選会を見ていて、何よりも感じたのは『日本の立ち位置の変化』です。僕らが代表だった頃は、プールドローの抽選会が早く行われたとしても(2007年フランス大会の抽選会は前回ワールドカップから1年も経たない2004年5月に行われていました)、日本自体がアジア予選を突破してからでないと本大会のことは考えられなかった。今回のドロー抽選会で、ボクスやオールブラックスやワラビーズと同じような場所で抽選しているのを見て「日本代表は強くなったんだなあ」ということを改めて感じました。

フランスはいい組に。決勝までオールブラックスと対戦しない。2011年大会を彷彿させる

さて、決まった組み合わせの全体を眺めて、僕がまず感じたのは「フランスはいい組に入ったな」ということです。それは、昨年のワールドカップ日本大会の南アフリカと同じという意味です――といえば、イメージしてもらえる方も多いのではないでしょうか。実際、日本大会のB組に入ったのはNZ、南ア、イタリア、ナミビア、カナダ。2023年のA組に入ったのはNZ、フランス、イタリア、アメリカ1位、アフリカ1位です。南アのところがフランスになった以外はほとんど同じでしょ?(笑)。

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