ラグビーは国内シーズンが始まり、南半球ではザ・ラグビーチャンピオンシップ(TRC)が、北半球ではフランスのTOP14、イングランドのプレミアシップが始まり、国内ではトップリーグ、さらに関東では大学ラグビーも開幕しましたね。ラグビーファンのみなさん、大忙しで、なかなか試合映像をチェックするのも大変なことと思います。さすがの僕も、全部をしっかり見るのは難しい状況ですが、一番好きな南半球のTRCだけは最優先でチェックしました。
オーストラリアが南アフリカに勝利。チェイカ監督の去就もこれで落ち着くか…
第3節の一番のトピックは、オーストラリアが南アフリカに勝ったことですね。
6月はイングランドに3連敗して、TRCが始まったらニュージーランドにコテンパンにやられて、今節は南アフリカとどうなるんだろう? と心配しましたが…
オーストラリアは、序盤は3−14までリードされましたが、そのあと追い上げ、13−14でハーフタイム。後半4分にCTBフォーリーのPGで16−14と逆転すると、22分にはフォーリーがトライとコンバージョンを決めて23−14までリード。その後PGを加えられましたが、23−17で逃げ切りました。ここまで連敗して自信を失っていたオーストラリアが、ようやく今年の初勝利を上げたわけです。
試合を見ると、SOにクエイド・クーパーが戻ってきて、バーナード・フォーリーがインサイドCTBに入って、この2人が機能していましたね。オーストラリアではマイケル・チェイカ監督のクビも怪しい感じだったようですが、この勝利で一息つくのかな。どちらにしても、後任候補の一番手だったスティーブン・ラーカムがブランビーズと契約を延長しましたから、次の候補はいないんですね。ここはオーストラリアも腹をくくって、3年後の勝利を信じて我慢しどころなのかな。