将太郎です。
ようやく、テストマッチの季節がやってきました。と思ったら、あっという間に過ぎて、RWC2023のドロー抽選会がやってきて、時間が慌ただしく過ぎていきました。今年は、北半球ではシックスネーションズ2020の残り試合とオータムネーションズカップ、南半球ではブレディスローカップとザ・ラグビーチャンピオンシップ(から南アフリカが抜けた大会で「トライネーションズ」と呼ばれていました)、南北半球の両方でテストマッチが続くという珍しいシーズンになりました。その間、日本では大学ラグビーの各リーグ、高校ラグビーの各都道府県大会という国内大会も戻ってきて、ラグビーの話題がたくさん。把握し切れていない方もいらっしゃるかもしれませんね。ここで、この秋の国際ラグビーをおさらいしておきたいと思います。
アルゼンチンに金星献上したオールブラックス、それでも立て直し優勝、やっぱり強かった
まず南半球。6月からNZではスーパーラグビーアオテアロア、7月からオーストラリアでスーパーラグビーAUという名でそれぞれ国内大会が行われましたが、10月にNZとオーストラリアのブレディスローカップが、NZで2試合行われました。初戦はものすごい試合がタイムアップのサイレンのあとも約10分、90分まで続いて16-16の引き分け。続く第2戦はNZが27-7で勝ちました。
続いて、場所をオーストラリアに移して始まったのがトライネーションズです。南アフリカはコロナの感染が拡大しているために海外に出られず、アルゼンチンを含めた3カ国での大会となりました。例年のザ・ラグビーチャンピオンシップは各国をホーム&アウェーで行き来しながら行われるので、移動の負担がチームのパフォーマンスに影響することも多いのですが、今回はオーストラリアでの集中開催。その条件を考えると、ホームで戦うオーストラリアが有利なのかな、と最初は思いました。ところがその中で、最も移動距離の長いアルゼンチンが予想以上の力を出してくれました。
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