スティーラーズが4連勝で4位をキープ!好調ダイナボアーズに快勝 | ラグビージャパン365

スティーラーズが4連勝で4位をキープ!好調ダイナボアーズに快勝

2024/03/10

文●編集部


3月10日、NTTジャパンラグビーリーグワン、ディビジョン1、2連勝と勢いがある三菱重工相模原ダイナボアーズは、3連勝と調子をあげてきたコベルコ神戸スティーラーズをホーム・相模原で迎え撃った。

HIGHLIGHT



前節、トヨタヴェルブリッツとの接戦を制したスティーラーズが、この日も序盤からフィジカルでダイナボアーズにプレッシャーをかけ試合を優位に進めた。

李承信の突破から

李承信の突破から



4分、CTB李承信の突破からNO8ティエナン ・コストリーが右隅にトライを決めると、15分、敵陣ゴール前の局面から空いたスペースを突いたSOブリン ・ガットランドがトライを決めてリードを広げた。

ティエナン ・コストリーがトライ

ティエナン ・コストリーがトライ



ブリン ・ガットランドのゴールは決まらず

ブリン ・ガットランドのゴールは決まらず


アーディ-・サヴェアのオフロードパス

アーディ-・サヴェアのオフロードパス


ブリン ・ガットランドのトライ

ブリン ・ガットランドのトライ


自らゴールも決めて0-12とリードを広げた

自らゴールも決めて0-12とリードを広げた



追いかけるダイナボアーズは23分、敵陣10m付近でCTBカーティス・ロナのオフロードパスが小泉怜史の左肩にあたり暴れるボールを再び小泉が手中に収めそのまま抜けてトライ。TMO判定となるもトライが認められてダイナボアーズが7-12する。

小泉怜史が抜け出し

小泉怜史が抜け出し


そのままトライ

そのままトライ



スティーラーズはすぐさま27分、マイボールスクラムでプレッシャーをかけるとWTB山下楽平が自陣10m付近からビッグゲイン。一気に敵陣22m手前までボールを運ぶと、SOブリン ・ガットランドからのロングパスを受けたCTBマイケル・リトルがトライを決め19-7とした。

マイケル・リトルが古巣からトライを決める

マイケル・リトルが古巣からトライを決める


ガットランドのゴールも成功

ガットランドのゴールも成功


これでペースを掴んだスティーラーズは、自陣ゴール前からブリン ・ガットランドのキックパスを受けたWTB松永貫汰がハンドオフで抜けてオフロードパスをFB山中亮平につなぐと再び松永貫汰がサポートに入り、敵陣ゴール前までボールを運ぶとすぐに逆サイドへ展開。ガットランドが右隅にキックパスから今村陽良がトライ。

松永貫汰がハンドオフで相手ディフェンダーを押し出しボールをキープ

松永貫汰がハンドオフで相手ディフェンダーを押し出しボールをキープ


山中亮平につなぎ、さらに

山中亮平につなぎ、さらに


もう一度松永貫汰がゴール前までボールをキャリー

もう一度松永貫汰がゴール前までボールをキャリー


今村陽良のトライ

今村陽良のトライ


さらに前半終了間際にも、ラインアウトからサインプレーで前進すると、最後はLOワイサケ・ララトゥプアがトライを決め7-31と大きくリードを広げて前半を終えた。

38分、ワイサケ・ララトゥプアのトライで7-31と大きくリード

38分、ワイサケ・ララトゥプアのトライで7-31と大きくリード


後半、風上となったダイナボアーズだったが、敵陣にいる時間帯は作れるものの、あと一歩スコアにつなげることができない。それでも、スティーラーズのLOブロディ ・レタリックにイエローカードが出され1人多い優位な状況となると58分、ゴール前のペナルティからタップでNO8ジャクソン・ヘモポがトライを決め14-31とした。

ブロディ ・レタリックにイエローカード

ブロディ ・レタリックにイエローカード



58分ジャクソン・ヘモポがトライ

58分ジャクソン・ヘモポがトライ



風と人数のアドバンテージを得たダイナボアーズだったが、この1トライしかあげることができなかった。後半の終盤はスティーラーズの時間帯となり、68分にはSH中嶋大希、73分には松永貫汰のゲインから途中出場のCTBラファエレティモシーが仕上げのトライを決め、結局、スティーラーズが14-43で試合終了。

アーディ ・サヴェアの突破

アーディ ・サヴェアの突破


松永貫汰の突破

松永貫汰の突破


ラファエレティモシーの仕上げのトライ

ラファエレティモシーの仕上げのトライ



スティーラーズが4連勝を飾り、3トライ差のボーナスポイントを含む勝ち点5を獲得し勝ち点を29と伸ばして4位をキープした。次節は開幕9連勝の王者、埼玉パナソニックワイルドナイツと対戦する。

一方敗れたダイナボアーズは勝ち点を伸ばせず8位。次節は秩父宮で東芝ブレイブルーパス東京に挑む。


コベルコ神戸スティーラーズ デイブ・レニーHC

勝ち点5をとるということは達成できた。今シーズン、ダイナボアーズは格上の相手に勝っている。そういう相手に対して勝ち切ることは大事なことでした。ペナルティは(自分たちが)21で相手は3だったと思います。間違いなく来週は同じことをしてはならない。


低いタックルが突き刺さった

低いタックルが突き刺さった




ーートライを取り切る実行力について


準備してきたことは十分にできていた。キックへの対応や相手ディフェンスのコントロールなど、計画したことを実行できました。自分たちはまだ成長している途中で、4連勝することができたのは良かった。来週以降も成長し続けなければなりません。来週は、リーグワン随一のチームであるパナソニックが相手なので、チャレンジしていかないといけない。


ーーSOブリン ・ガットランドの評価について


素晴らしいパフォーマンスを出してくれている。ディフェンスでも身体を張っている。フィールドでも自分たちをオーガナイズしてくれているし、チームをリードしてくれている。他にもいいパフォーマンスをだしている選手もいますが、彼にはそのまま成長していってほしいと思っています。




ーーSH日和佐選手が先発に上がってからゲームが落ち着いている


彼は37歳に近い選手ですが、正直、フィールドでは17歳くらいのエナジーを感じるね。人間としても素晴らしいし、競争意識も高いし、取り組む姿勢のレベルも高い。ディフェンスに関しても勇気あるディフェンスをしてくれるし、今チームの中で多くの素晴らしいパフォーマンスを見せてくれる選手がいるけど、彼もその一人だといえる。

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