12月6日、東京・秩父宮ラグビー場で行われた関東大学ラグビー対抗戦A、明治大学と早稲田大学の「早明戦」は今季最多の22,342人の大観衆を前に14時キックオフされた。戦前の予想では、明治が有利とされるもそこは伝統の「早明戦」。最後の最後までもつれる展開となった。
前半10分、明治がFB田村煕(4年)のPGで先制すると、早稲田も明治のペナルティからWTB山岡篤樹(4年)が判断よいクイックスタートからフォローに入っていたFL宮里侑樹(1年)にパス。宮里がそのまま左隅にトライを決め5−3と早稲田が逆転。しかし直後のキックオフボールを早稲田がノックオン。明治ボールのスクラムからNO8松橋周平(4年)がブレイクし、22m内側まで攻めこむと明治がフェイズを重ね、少しずつ前進。7フェイズ目に早稲田がハンドのペナルティー。LO小林航(4年)のクイックスタートから、NO8松橋がトライ。すぐさま10−5と明治が逆転した。
さらに27分、明治は自陣10m付近のブレイクダウンでボールを奪うと、SO堀米、FB田村、WTB成田、FB田村と繋ぎ一気にゴールせまり最後はFL田中真一(3年)がトライ。FB田村のコンバージョンも決まり17−5とリードを広げた。