大学選手権決勝は帝京大と早大の組み合わせとなった。
RJ365では、決勝に先立ち、両校のファクトチェックをしてみた。
準決勝までの戦い…
対抗戦成績は
帝京大 7勝0敗 勝点35 1位 得点449-失点70 得失差+376(平均+53.7)
早 大 5勝2敗 勝点23 3位 得点251―失点129 得失差+122(平均+17.4)
大学選手権
帝京大 2勝0敗 得点121―失点5 得失差+116(平均+58)
早 大 3勝0敗 得点95-失点73 得失差+22(平均+7.3)
どちらをとっても数字的には帝京大が圧倒している。
帝京大が今季最も多くの失点を喫したのは対抗戦の筑波大戦で20点。対抗戦では早大、明大、慶大戦でも2桁の失点を喫したが、大学選手権に入ってからは2試合でわずか5失点だ。
対する早大は、対抗戦では帝京大に49点、明大に35点を奪われ2敗。大学選手権に入ってからも東洋大に19点、準々決勝の明大には21点、準決勝の京産大には33点と多くの点を奪われながら、それ以上の得点をあげて勝ってきた。大学選手権に入ってからの3勝はすべて後半の逆転勝ちだ。
この展開から想定されるのは、順当なら帝京大の優位、ディフェンスが優位に立つロースコアの試合ならなおさら。早大に勝機があるとすれば30点以上の点の取り合いになるだろう、という構図だ。
両チームのトライ数内訳を比較すると、
帝京大=85T(FW40T=47%、BK45T53%)
早大=49T(FW20T=41%、BK29T=59%)
早大の方がBKのトライが占める比率が高いが、それほど大きな差ではない。
つぎに、過去の大学選手権での成績を見てみる。