チーム初の4強入りだ。
太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ2025北九州大会で躍進を見せたのが自衛隊体育学校PTSだ。プール戦初戦では横浜TKMに19-29と食い下がり、2戦目では熊谷大会準優勝の東京山九フェニックスを7-5で撃破。最後は横河武蔵野アルテミ・スターズを7-0。プール戦の総得点33は全12チーム最少ながら2勝1敗と勝ち越し、DAY1プール戦全体順位で4位となり、事実上のシードを獲得。
DAY2の準々決勝ではディアナを12-5で破り4強進出。準決勝はナナイロに12-27、3位決定戦はパールズに0-22と完敗したが、4位は2021年静岡エコパ大会での5位を更新する、自衛隊チームとして太陽生命シリーズ参戦以来史上最高の成績だ。暑熱対策として登録選手枠が13人に拡大された中、登録11人で戦い抜き、観衆から大きな喝采を浴びていた。

平山愛
「2014年から自衛隊ラグビーチームとして活動を始めて、2017年に自衛隊体育学校PTSとなってから8年、初めてベスト4に進むことができました」
感無量の表情で話したのは、自衛隊チーム発足以来、中心選手として引っ張り続けてきた元サクラxvの平山愛だ。
「去年からメンタルの強化に力を入れてきて、今年は特にDAY2をどう戦うかに力を入れて準備してきました。メンタル面をどうコントロールしてDAY2を迎えるか。これまで、遠征も含めて全国を回りながら意識を高めてきました」