近大との試合に勝利し8強入りした慶應義塾大学。司令塔SO中楠一期は試合後「(前半)もっと点を取れていた。僕らの精度、落ち着きが足らない」と冷静に80分を振り返った。またチーム唯一のトライを決めたFB山田響は「失点は個人的なミス。一瞬の気の緩みが命取りになる」と気を引き締めた。
「精度、落ち着きが足らない。もうちょっと楽な戦い方ができたのでは」慶應義塾大学SO中楠一期
関西のチームとの試合ということで、力加減が予想のつかない中、タイトな試合になると予想していた。アタックしていく中で、点のとれるところで取って勝ち切れたことは大きかった。
――近大はどういう相手で、どんな戦いをしようと思っていた?
セットプレー強いチーム、特にスクラムはプレッシャー受けるかなと予測していた。その中で、いかにスクラムでプレッシャーを受けながら試合を進めるか。コリジョンも強い印象だったので、そこをしっかりオプションを使いながら、いなしながら自分たちのアタックで前に出ようと話をしていた。キャプテンの(原田)衛さんとは点を取れるところで取ろうと話していて、ショットも選択肢として頭にありました。
スクラムはチームでは大丈夫だろうという話があって、自分としてはそれを信じ切れていないところもあって最悪の想定もしていた。FWが頑張って、いいスクラムを組んでいたので、そんなにプレッシャーを感じなかった。(前半0-3の状況でした)もっと点を取れていた印象です。僕らの精度、落ち着きが足らない、もうちょっと楽な戦い方ができたのではないかと思います。
――次の相手は東海大戦です
セットプレーが一番の強みだと思うので、そこでプレッシャーを受けるのは想定内なので、1週間かけてチームでどう戦うか準備していければと思います。