10日、関東大学対抗戦が開幕。昨年選手権決勝で敗れ、今季は王座奪還を狙う明治大学は筑波大学と対戦。筑波のラッシュディフェンスに苦しめられるも、最後は自力の差を見せ、勝ちきった。この試合、後半から出場したWTB石田吉平主将と、プレーヤー・オブ・ザマッチに得られた司令塔SO伊藤耕太郎が取材に応じた。
明治大学 神鳥裕之監督
今日の開幕戦にあたり、いろんな方々のサポートもあり無事に開幕戦できたこと感謝申し上げたいと思います。ありがとうございます。
タフなゲームだったなという印象です。やはり筑波大学さん、しっかり準備されているということは、戦前からわかってましたので、我々としては本当に緊張感を持って臨んだんですけれども。最後の最後まで諦めない、そういった姿勢に苦しめられました。
我々としてはまだまだ伸びしろがあるというゲームだったという感想も一方で持ち合わせています。11月12月にむけてしっかりとチームづくりをしていきたいと思っています。
この一ヶ月間、チームとしては、なんていうんでしょうかね。苦しむというか、みんなでいろいろ考えながらやってきたという影響も少なからずあるでしょうし、メンバーが揃わなかったという事実もあります。
また対抗戦の初戦、この公式戦で筑波大学さんという、本当に難敵ですよね。こういう相手に多少緊張感持って臨んだことも影響していると思います。いずれにしてもまだまだこのチームが成長過程にあるということは実感できたというのが、私自身の率直な思いです。
――石田吉平キャプテンが後半から出場となりましたがそれは予定通り?
彼もコンディションを戻すのに、すごく時間がかかりましたので、まだシーズンも始まったばかりで長いので、まずはフィットするまで無理をさせないということを考えての選択です。
――石田選手が「キャプテンとして」成長を感じている部分
明治のキャプテンを担うという覚悟と、重責を担う責任というか、それが結果的にどう変わるかというところに関しては、これから見てあげてほしいなと思います。実際にグラウンドの中でも、ミーティングとかでも言葉でも、積極的に発言しようとするシーンも見えていますし、本当に貴重な体験をしていると思います。