11月27日、秩父宮ラグビー場では、関東大学ラグビーリーグ戦の最終節2試合が行われた。第一試合は、大東文化大学(5勝1敗)が中央大学に64−21と快勝。総勝ち点を25とした。
第二試合は、ここまで全勝の東海大学と流通経済大学(5勝1敗)が対戦。大東大が勝利したことで、流経大が14点差以上で東海大学に勝利すれば1位という状況でゲームが始まった。
先制したのは東海。18分、ハーフウェイ付近から日本代表キャップをもつFB野口竜司(3年)の突破から、LO川瀬大輝(4年)と繋がり、ゲームキャプテンを務めるSH湯本睦(4年)が先制のトライ。
先制点を許した流経大だったが、「アタックには自信があったので、ボールをキープしてディフェンスする時間をできるだけ少なくしたかった」(内山達二監督・流通経済大学)がいうようにそれ以降の時間帯は自陣からでもパスを繋いで、ボールをキープし攻撃を続けた。
ボールはキープするものの東海ディフェンスの前になかなかトライを奪えない流経大。「もう少しコミュニケーションが必要。ワイドにアタックできる場面があった」(チャールズ・ロウコーチ)」それでも前半終了間際の42分、WTB當眞皐(4年)がトライ。SO東郷太郎丸のコンバージョンも決まって7−7の同点で前半を折り返した。