2016年11月5日、ジェイミー・ジョセフヘッドコーチ率いるラグビー日本代表が、2015年ワールドカップで4位の強豪アルゼンチン代表とテストマッチを行った。会場となった秩父宮ラグビー場には18,235人が訪れ声援を初陣に対して熱い声援を送った。
強いプーマス。だけどジャパンも食らいついた前半
ジャパンのスターティングメンバーのうち、7名が初キャップというまさに「新生」。さらに準備期間も短く、これからチーム作りをしていく中での戦い。対戦相手のアルゼンチン代表は、スーパーラグビー、ジャガーズで1シーズン、さらにニュージーランド、オーストリア、南アフリカの南半球最強の三か国とホームアンドアウェイで計6試合戦っていて、経験値、チーム力ともに格上。アルゼンチン代表・ウルカデヘッドコーチは、試合前の会見で「ツアーの初戦となるジャパン戦が重要である」事を示唆していた。その現れとして、メンバーはベストの布陣ということでジャパンにとっては厳しい戦いになることが予想された。
「アタックではスピードの速い展開、ボールをよく動かす、キッキングゲームを織り交ぜた戦いができた」(ジェイミー。ジョセフヘッドコーチ)がいうように、試合開始からSO田村優のキックに対し、激しくチェイスし、プレッシャーをかけてアルゼンチンのミスを誘った。
4分、アルゼンチンのノックオンからジャパンがマイボールスクラムのチャンス。ゴール前の攻防でアルゼンチンがオフフィートのペナルティ。ジャパンはPGを選択し、田村が確実に決めてジャパンが先制。