緊急寄稿・サンウルブズ除外で日本ラグビーは何を失うのか ビジョンが見えない。このままでは2020年の存続も…。 | ラグビージャパン365

緊急寄稿・サンウルブズ除外で日本ラグビーは何を失うのか ビジョンが見えない。このままでは2020年の存続も…。

2019/03/25

文●大西将太郎 構成●大友信彦


将太郎です。
残念なニュースです。サンウルブズが2021年からのスーパーラグビーから除外されることが、SANZAARと日本ラグビー協会から発表されました。

振り返ると、僕のこのコラム自体、サンウルブズの発足がきっかけでした。2016年、それは僕が現役を引退した年でもありました。それまで、選手として合宿や遠征、コーチングの勉強などで訪れたスーパーラグビーの各チーム、選手との交流、思い出、チームや選手やホームスタジアムの特徴、世界のラグビーの楽しさなどを、RUGBYJAPAN365読者のみなさんにお届けしようというのが始まりだったのです。

全く見えない日本協会のビジョン

今最初のコラムを読み返すと懐かしいです。サンウルブズは1勝できるかどうか、最初はそれさえも不安でした。参戦が決まっていたのは5年間とはいえ、成績が上がらなかったり、相手選手が移動の負担に耐えられなかったりすれば、1年で約束が反古にされることもありえる。だから、みんなでサンウルブズの価値を高めていこう、日本のチームが入って良かったと他国に思ってもらえるようにサポートしていきましょう、と僕からもみなさんにお願いしていました。



Vol1:スーパーラグビーはハイレベルの個人技の応酬厳しい

それから4年目のシーズンが始まっています。サンウルブズの試合の応援風景もすっかり定着しました。オオカミのかぶり物、試合中のオオカミの遠吠え、試合後の、アウェーのチームも温かく迎えるサイン攻めの光景……スタンドには、1年目のオレンジ色、2年目の赤、3年目の限定「滝ジャージー」などレプリカジャージーも種類が増えてきて、サンウルブズが、新参者ながら歴史を重ねてきたことを感じます。

そんな矢先の除外発表です。本当にショックです。

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