ワラターズ戦レビュー・熱い声援のもと、山下、茂野、中村…国産選手のモチベーションが光った。 トレーニングスコッド組にもいい刺激に。次のホーム、レッズ戦ではさらなる応援を! | ラグビージャパン365

ワラターズ戦レビュー・熱い声援のもと、山下、茂野、中村…国産選手のモチベーションが光った。 トレーニングスコッド組にもいい刺激に。次のホーム、レッズ戦ではさらなる応援を!

2019/02/26

文●大西将太郎 構成●大友信彦


サンウルブズの国内初戦、ワラタス戦は秩父宮で生観戦しました。
まず、会場の雰囲気が素晴らしかったですね。前節の開幕戦では大差で負けたこともあって、お客さんの反応がちょっと心配だったのですが、観客数は14,499人。僕としては、予想よりもたくさん入ったなという印象を受けました。特に感じたのは、サンウルブズの試合を心待ちにしていた人がこんなにたくさんいるんだということ。


女性も多いし、男性でも若い人が多い。トップリーグや大学ラグビーとは客層がちょっと違う、サンウルブズ応援層ができあがってきたんだなと思います。その人たちが、秩父宮に一堂に会して応援することを楽しみにしているような一体感を覚えました。

その雰囲気の中で、サンウルブズは、ワラビーズがズラリと揃ったワラタスを相手にあれだけの大接戦をしてみせた。結果は惜しくも勝利に届きませんでしたが、声援を力に変えて、あれだけの試合をしていけば、ファンもまたスタジアムに行きたくなると思う。選手はいいパフォーマンスをみせたと思います。


その中でも印象的な活躍を見せたのは、先発に並んだ3人の日本出身選手、PR山下裕史とSH茂野海人、CTB中村亮土です。日本人選手と外国人選手を分けて考えているわけではありませんが、ワールドカップへ向けた日本代表のセレクションを意識している選手たちからは、リザーブから出場した松田力也、坂手淳史、内田啓介も含め、高いモチベーションが伝わってきました。

これは、町田市で合宿中のワールドカップトレーニングスコッドや、そこにはまだ呼ばれていなくても日本代表を目指している仲間たち、言い換えるとライバルたちに、良い影響を与えるはず。つまり、日本代表の強化につながる試合だったと思います。

試合全体を通してみると、サンウルブズのアタックは強敵相手にも十分通用する。見ていて面白いラグビーをするし、トライも取れる。

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