前回大会ベスト8、シックスネーションズの伝統国・スコットランド。これまで2011年を除いて全ての大会でベスト8入りをしてきた。初戦のアイルランド戦、あまりにもショッキングな負け方をしたが、そこからの立て直しは素晴らしかった。サモアを34-0、ロシアを61-0と完勝してチームの調子もあがってきた中で迎えた横浜決戦。SOラッセルのトライで先制するも、そこから勢いをつけられず、逆に日本に3トライを許し、後半早々に4トライ目を決められ苦しい展開。それでもFBスチュアート・ホッグはボールをもてば必ずゲインをしてジャパンを追い込んだ。
16、17年とシックスネーションズのプレーヤー・オブ・ザチャンピオンシップの座に輝き世界有数のバックスだ。今大会でもアイルランド戦では、ランメータは105。その実力を遺憾なく発揮した。そのホッグに試合終了後、この試合について話を聞いた。
――試合を終え、今の気持ちを
ホッグ 今日私たちは自分たちがやるべきことを明確にして試合に臨みましたが、それを果たすことができなかった。今日の試合は日本が強かった。いくつかチャンスがありましたがそれを活かすことができなかった。ここから教訓を経ていきたい。
――先制するいい流れだったと思いますが、そこから勢いをつけることができなかった要因は
ホッグ 自分たちのエラーから、ボールをジャパンに渡してしまい、それを活かされてしまいました。さらにそこから日本に勢いをつけてしまった。日本の強さもあります。
――日本のディフェンスについて
ホッグ しっかりと分析を週末にしてゲームプランを作りましたが日本は非常にタフでした。攻撃する時間もありましたが、正確性がたりなかった。何度攻めても、日本は正確なタックルをしてきて、また素早くディフェンスラインに戻って再びタックルをされ、攻撃を止められてしまい、非常に厳しい試合になってしまいました。