12月11日、2015年、2019年ラグビーワールドカップで日本代表キャプテンを務めたFLリーチ マイケル(東芝ブレイブルーパス)を筆頭に9人のラグビー選手が多様なバックグラウンドで培ってきた経験を最大限に生かし、ラグビークリニックやチャリティーイベントなどを展開し、ラグビーの枠を超えて社会貢献をできるような若き人材を育成する「JiNZプロジェクト」を発足させた。
23日、プロジェクトリーダーを務めるリーチ選手と、さらにクボタ、日本代表でキャプテンを経験してきたCTB立川理道選手の2人が「JiNZプロジェクト」発足のおける会見をオンラインで開いた。
2人以外のボードメンバーは元日本代表LOトンプソン ルークさん(近鉄ライナーズアドバイザー)、PR浅原拓真選手(日野レッドドルフィンズ)、SO小倉順平選手(キヤノンイーグルス)、7人制ラグビー日本代表のWTB松井千士選手(キヤノンイーグルス)、CTB梶村祐介選手(サントリーサンゴリアス)、慶應義塾大学でキャプテンを務めた古田京さん(慶應義塾大学医学部6年)、SH齊藤直人選手(サントリーサンゴリアス)がおり、合計9人である。
今回の会見自体も「JiNZプロジェクト」一期生の東京学芸大アメリカンフットボール部の管野みちるさんによって進行された。
もともと、個々が一人で似たようなことを行っていたが、コロナ禍でミーティングが増えたことで、「同じビジョンを持っているということで集まってプロジェクトでやっていこう」(立川理道選手)という話になったという。
リーチ選手はまず、9人を選んだ理由をこう説明した。「9人はすごく真面目な選手が多い。(僕はもともと個人的にアジアでクリニックをやりたくて、フロントロー、BK、SHとか各ポジションを仕切る人を探して、(残りの)8人に声を掛けていきました。W杯後、国内でもラグビー教えるクリニックの場を作りたくて、チームを作っていこうと思って、ひとりひとり声をかけていきました」。