3日、ラグビーワールドカップ2019、プールD・ジョージア代表とフィジー代表の一戦が東大阪市花園ラグビー場で行われた。ティア2同士の戦い。ジョージアは初戦ウェールズに敗れ、ウルグアイに快勝。フィジーはオーストラリアに敗れ、釜石ではウルグアイの猛攻にあいまさかの敗戦。今だ勝利はない。
ティア2同士の戦い。成長著しいジョージアがフィジーとどんな戦いをするのか注目の一戦となった。
序盤、激しく雨が降る厳しいコンディションの中、互いにスコアできず迎えた19分、SOボラボラが裏のスペースにグラバーキック。WTBラドラドラがキャッチして内に返しCTBナヤカレフがそのままインゴールへ。先制を許したジョージアは32分、自陣からFWとBKが一体になってボールを繋ぎ敵陣22m内側まで前進。フィジーがペナルティーを犯し、ジョージアはショットを選択。3-7として前半を終える。
後半最初にチャンスを迎えたのはフィジー。44分、敵陣22m手前のマイボールスクラムから、アドバンテージが出された状況で思い切ったアタックを仕掛ける。SOボラボラの飛ばしパスからFBムリムリバルが相手ディフェンスをひきつけながら絶妙なパス。WTBラドラドラが左サイドタッチライン際を抜け、SHロマニへ内に返すパス。ロマニがそのままインゴールへボールを持ち込みトライ。さらに49分、WTBツイソヴァのトライで17-3とリードを広げる。
ジョージアはようやく52分、キックオフボールをWTBクヴェセラゼがジャンピングキャッチ。ここから一気にゴール前まで進むと、チームの精神的な支柱であるFLゴルゴゼがトライを決め10-17と食らいつく。
60分、フィジーは自陣10mのマイボールスクラムから左サイドに展開。加速するBK。大外でボールをもったラドラドラが45mほどを走りきりゴール中央へトライ。これぞ「フライングフィジアン」という素晴らしいトライで勢いが増す。