9月8日(土)、トップリーグ第2節が各地で開催され、秩父宮ラグビー場でも2試合が行われた。第2試合では、3年ぶりの昇格となった九州電力が昨季の王者サントリーと対決した。
王者が底力を見せて前半だけで4トライを奪う
「私たちはトップリーグの14チームのうち14番目のチーム。もちろん勝ちにはこだわるけれど、たとえ負けても次につなげて、一戦一戦成長していきたい」
九電の平田輝志監督がそう話したように、守るもののない思い切った攻守が、王者サントリーを浮き足立たせた。
試合は開始2分、サントリーがCTBニコラス・ライアンの突破からFB有賀剛、SOトゥシ・ピシ、WTB長友泰憲と軽快にパスをつないで先制トライ。このまま大量点に向かうか?と思いきや、ここからブレイクダウン、ゲインラインの攻防で、ともに九電が主導権を握った。6分には鮮やかな右展開でWTB吉田克也がトライを返し、10分にはFWの連続タテ突破からLO浦真人がトライして10-7と逆転する。