15日、秩父宮ラグビー場で、NTTリーグワン2025-26第8節の注目対決、東芝ブレイブルーパス東京vsコベルコ神戸スティーラーズの一戦が行われた。
ここまでスティーラーズは開幕戦でスピアーズに敗れた後6連勝で、6勝1敗、勝ち点29で3位、ブレイブルーパスは前節ヒートに敗れ5勝2敗、勝ち点24で4位となっていた。
試合は前半、神戸が好スタートを切った。
開始6分、CTBタリ・イオアサ、FB上ノ坊駿介が相手ゴール前まで前進し、ゴール前の密集から前に出たNo8ワイサケ・ララトウブアが右中間にトライ。SO李承信がコンバージョンを決め、神戸が7点を先制する。

タリ・イオアサ

上ノ坊駿介

ワイサケ・ララトウブア
神戸はさらに12分、FLティアナン・コストリーのゲインからWTBイノケ・ブルアが左隅にトライ。23分にはゴール前左のラインアウトから21歳のCTBタリ・イオアサが突進。タックルを受けながら強引にトライラインへ。滑川レフリーはいったんヘルドと判定したが、TMOで確認して判定はトライに覆った。
さらに27分、李が正面25mのPGを決め、20-0までリードを広げた。
神戸はさらに30分に上ノ坊が相手ゴール前に迫るが、松永貫汰へのパスがカバーDFのモウンガに当たり通らず(デリバレートノックフォワードとは判定されず)。33分にはCTBタリ・イオアネの前進からNo8ララトウブアが再び抑えたが、イオアサが倒された際にボールを離していなかったとして反則を取られトライ取り消し。

イノケ・ブルアのトライ

タリ・イオアサのトライ

李承信のPG

ブロディ ・レタリック

アントン・レイナートブラウン
トライチャンスを逃した神戸に対し、ここまで無得点だったブレイブルーパスは39分、敵陣10m線付近のラインアウトから右に展開。今季初先発のWTB豊島翔平が右エッジをゲインし、そのラックから大きく左へ。FL佐々木剛がブレイクし、左エッジにポジショニングしたリーチマイケルが左隅にトライ。グラウンド幅をいっぱいに使ったアタックでトライを挙げるとモウンガがコンバージョンも決め、7-20と追い上げてハーフタイムを迎えた。

前半終了間際のリーチマイケルのトライ

リッチー・モウンガのゴール
後半も先にスコアしたのは神戸だった。6分、左ゴール前のラインアウトからSO李が右エッジのWTB松永貫汰にどんぴしゃのキックパス。ブレイブルーパスFBの兄・拓朗と競って捕った松永貫汰が右中間にトライ。李のコンバージョンも決まり、神戸が27-7までリードを広げる。

46分、李承信のキックパスから松永貫汰のトライ
だが試合はここからブレイブルーパスの時間に入った。直後のキックオフからノーホイッスルで攻め、松永-豊島のカウンターアタック突破~HO橋本大吾のビッグゲインから左へ動かし、SH高橋昂平が左隅にトライ。19分には自陣10m線付近のラインアウトから神戸のパスをカットしたLOマイケル・ストーバーグが60mを走り切るセンセーショナルなトライ。どちらもモウンガがコンバージョンを決め、21-27と逆転圏の6点差に迫る。

今季初先発の豊島翔平

HO橋本大吾のブレイク

マイケル・ストーバークの激走

マイケル・ストーバークの雄叫び

リッチー・モウンガのゴール成功
さらに26分、神戸LOジェラード・カウリートゥイオティが密集の中で相手のボール出しを足で妨害したとしてイエローカード。数的優位を得たブレイブルーパスは27分、敵陣22m線付近のスクラムからフェイズを重ね、8次攻撃でCTBトンプソンが中央にトライ。モウンガがコンバージョンを決め、28-27とブレイブルーパスがついに逆転する。

リーチマイケルのオフロードパス

ロブ・トンプソンのトライ

リッチー・モウンガがゴールを決めてブレイブルーパスが逆転
だが逆転された神戸も冷静だった。30分、ルーパスFB松永拓朗が脚の痙攣で治療を受けている間にゲームが再開されると、李との交代でSOに入っていたブリン・ガットランドがキックパス。後半6分と同じような軌道で飛んだボールを松永貫汰が捕球し、そのまま右隅にトライ。難しいコンバージョンをガットランドが決め、28-34と再び6点差をつける。

ブリン ・ガットランドがキックパス

松永貫汰が反応しトライ
残り10分、再びブレイブルーパスが猛攻に出ると、33分、神戸CTBレイナートブラウンがデリバレート・ノックフォワードで2人目のイエローカードを受けてしまう。2人分の数的優位を得たブレイブルーパスは36分、正面5mの位置で再びPK。ここでも神戸にデリバレート・ノックフォワードかどうか微妙なプレーがあったが、判定はPKのみ。

神戸はイエロカードが2枚。13人での戦いとなった
ルーパスはここでタップキックからのサインプレーを選択し、PR小鍛冶の前進を起点に、左に立ったリーチがおとりになり、そこからモウンガが3人飛ばしのロングパス。交代で入っていたWTB石岡玲英が左隅にトライを決め、33-34の1点差に迫った。しかしモウンガのキックは大きく外れた。結局、ジェラードのシンビンがあけて14人に戻った神戸が残る3分間、1点差を守り切り、34-33で勝利した。

ロブ・トンプソン

石岡玲英が右隅にトライ

モウンガのゴールは決まらず

観衆

シオネ・シメ・マウが蹴り出しノーサイド

喜ぶ神戸フィフティーン
神戸は7連勝で勝ち点を33に伸ばし、3位をキープ。ブレイブルーパスは3敗目。暫定順位は4位で変わらないが、5位のサンゴリアスは1試合延期があるため、正確な順位は不明だ。次節は、ブレイブルーパスは愛知・パロマ瑞穂ラグビー場でヴェルブリッツと、スティーラーズは神戸ユニバでワイルドナイツと対戦する。

