1日、味の素スタジアムでは、東芝ブレイブルーパス東京がホストとして東京サントリーサンゴリアスを迎え「府中ダービー」が行われた。開幕節で対戦した時は、両チームあわせて13トライと乱打戦になった。この日は80分通して、雨が激しく打ち付ける環境。ボールは滑り、ボールを展開しにくい中、サンゴリアスが標榜するアグレッシブアタッキングラグビーは鳴りを潜めた。
ブレイブルーパスは、トッド・ブラッカダーHC就任から3年かけて磨きあげてきたスキルとコネクションを十分に発揮し、ボールを繋いだ。そして、フィジカルバトルでもいたるところでサンゴリアスを圧倒。リーグ最多得点をあげてきたサンゴリアスをノートライに封じ込めて27-3で完勝。しかもボーナスポイントを獲得し、勝点を49に伸ばし、プレーオフ進出に大きく前進した。
最終節はヤマハスタジアムに乗り込み、静岡ブルーレヴズと対戦。この試合に勝利すれば文句なくプレーオフ進出を決める。5位のトヨタヴェルブリッツとの勝点差は3。一戦必勝の状況が続く。