1月27日、都内になるラグビーダイナー・ノーサイドクラブで「ノーサイドライブvol45・シーズン総括座談会」が開催。ラグビージャーナリストの村上晃一さん、ラグビー博士の小林深緑郎さん、Webマガジン「RUGBYJAPAN365」スーパーバイザーでスポーツライターの大友信彦さんの3氏が今シーズンを振り返った。
新人賞の姫野、MVPの松島、そしてベストフィフティーンに物申す!
村上 インタビューをしていて、気持ちいい。トップリーグの選手は比較的真面目な選手が多いんですが、姫野は明るい!これからの日本ラグビーを救う、いいキャラクターです。その姫野がトップリーグ新人賞でした。小林さん、異論なしですか?
小林 異論なし…………
村上 その間、ちょっとある?
小林 ちょっとある。(会場、笑)
村上 じゃあ、MVPの松島幸太朗には?
小林 MVPはですね……………。ないですね。
村上 ないんかい!大友さんは?
大友 はい、僕も松島幸太朗かなと思いました。シーズンの中でも進化している感じがあって。アタック、ディフェンスだけでない。それ以外のコーリング、ランニング、など試合ごとにスケールがアップしていて、ワクワクして見ています。
大友 小林さん、(松島の)パフォーマンス、どう見ています?
小林 世界にもそんなにいないタイプの選手だと思います。色々やってくれるじゃないですか。スピン一つにしても、シチュエーションごとにそれぞれ違っていて、それが全ていい方向に進む。
村上 しいて言えば、松島のようなタイプの選手は過去にはいましたか?
小林 ん……。(しばらく沈黙)いない。
村上 (笑)今インタビューなどをまとめているんですけど、松島幸太朗は、自分のペースでやったということを言っていましたね。一回のトレーニングにものすごく力を入れるというのではなく、継続する。サンウルブズ、ジャパン、サントリーでそれぞれのコーチが言うことが異なるけど、自分はこうしたいということを主張することができたと言っていました。しっかりとコーチとコミュニケーションをとって自分のパフォーマンスを違う環境でも出すことができるようになった。そういう成長もあるんだろうと思います。