NTTジャパンラグビー2022-23ファイナルは、80分最後までどちらが勝利するかわからない激戦だった。ノーサイドの笛が吹かれた瞬間、スコアは17-15。2点上回っていたのは、クボタスピアーズ船橋東京ベイだった。一時は2部降格も味わったチームが7年がかりで頂点を制した。チームを作ってきた、フラン・ルディケHC、立川理道キャプテンのコメントを8激戦となった80分の写真とともにたっぷり振り返る。
フラン・ルディケHC
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まずは昨日の記者会見に戻って、メディアの方々に感謝の気持ちを伝えたいと思います。昨日のような会見は本当に初めての経験でした。決勝前の記者会見では、いつもと違う雰囲気になります。
決勝戦は何度か経験していますけど。皆さんは大きな関心を抱いてくださり、素晴らしい舞台を作り上げてくださいました。皆さんがラグビーを愛してくれているからこそ、私たちも感謝の気持ちを伝えたいと思います。ラグビーをサポートし、成長させるために皆様は、さらに大きな役割を担っていってくださると思います。
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決勝戦は特別な気分でした。このチームを会社が支えてくれて本当によかったと思う。資金面だけでなく、時間面でもこのチームに多くの人々が、選手同様に、時には事故や家族を犠牲にして貢献してくれました。
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ここにいるハル(立川理道)もそうですが、そうした7年間の積み重ねがあるからこそ、このような特別な場、特別な瞬間が生まれるのだと思いますし、特にそう思います。このだから、特別な気分です。
特別なことは何もないんですけど、80分間、自分たちのゲームのコントロールを見せられた気がします。先週はそれができなかった。しかしあの試合から学び、より良くなって戻ってきた。そして今日、選手たちは、昨日言ったように基本的に同じようなことを繰り返してきまました。ハードワークの末に手に入れた素晴らしい結果です。だから、とても、とてもうれしいです。
――先週のゲームから学んだこと。
私たちは、それが本当にはっきりと実感できたと思います。私たちは自信を持っていました。ラインアウトのモメンタムは72%で、クイックボールも75個ありましたし、自分たちはアンロックしてラインブレイクを作れるという手応えがありました。