5月14日のプレーオフ準決勝、東京サンゴリアス戦を前にクボタスピアーズ船橋、東京ベイが千葉・市原スポレクパークで合宿を行っている。3日(水)、練習が公開され、フラン・ルディケHC、立川理道キャプテン、バーナード・フォーリー、マルコム・マークスが取材に応じた。
立川理道
レギュラーシーズンが終わってから1週間レストして、この1週間のキャンプでこれまでの反省や課題を振り返りながら自分たちにフォーカスして練習してきました。
――シーズンを終えて、足りなかった部分は?
足りない部分だけではなくて、良かった部分にも目を向けながら、規律の部分では成長も見られたと思います。ただ、ディフェンスの部分でもっと成長したい。サントリー戦でもあったようにボールを手放した時にかなり相手を自由に動かしてしまったので、そこを今週はしっかりと練習しています。
――今週のキャンプのテーマはそういう部分ですか?
そうですね、あとはチームとして過ごせる時間、このチームとして過ごせる時間も少ないですし、あとは楽しむところは楽しみながら、合宿ですし、オンとオフをしっかり切り替えながらやっていきたいなと思っています。
――こういったキャンプをやるメリットをどう感じていますか。
選手だったり、スタッフと長く時間を過ごせるということは一つのメリットだと思いますし、オンとオフでもコミュニケーションを取りながら、プレーオフに向けてチームを高めることができると思うので、そういうところをこのキャンプの一つの目的としてやっていきたい。
――コミュニケーションを取る上で気をつけていること
しっかりと相手の意見も含め、受け入れていきながら、自分の意見も正直に話すことはすごく大事だと思っています。そこはどの選手に対しても気をつけています。
――シーズンを一緒に過ごしてきた中でも、さらにこうしキャンプで時間を過ごすといい部分がありますか。
まあゴールデンウィークですし、どこ行っても混んでますし(笑)。リーグで長い時間過ごしてきた中でも、うちは試合に出れないメンバーたちを「ブースト」っていうんですけど、彼らと一緒に試合することはなかったですし、ブーストの試合も含めたレビューをしていて、選手たちが自分たちのシステムを深く、学びながらやる時間が少なかったので、すごくいい時間になっていると思います。
――オフザ・フィールドでの取り組みは?例えば食事とか。
食事、そうですね、もちろん同じ会場で食べれますし、今日も各ポジションに分かれた夕食行ったりとか、明日もアクティビティもあったり。オンとオフの切り替えをしながら、もう1回チームがコネクションを強くできるのはありますね。
――対戦相手であるサンゴリアスの印象
リーグで2試合して、2回勝つことができたんですけど、そこは切り替えて、プレーオフの戦いはさらに厳しい戦いになると思いますし、プレッシャーの中でプレーをしなければならないと思うので、そういう状況の中でしっかりと自分たちのラグビーができるように、あまりサントリーを意識するのではなく、自分たちが何をしたいかというところにフォーカスしていきたい。
――意気込み
ここからの戦いでまだ勝てていないので、しっかりと勝ちきれるように良い準備をしてファイナルで勝ち進みたいです。
――ファイナル進出に向けてスピアーズとして大事なもの
プレッシャーのかかる試合の中でどれだけ自分たちのラグビーができるのか。システム外のことをしないというのはすごく大事だと思います。プレッシャーのかかる状況はいろいろとあると思います。点差だったり、色々ある中でそれでも落ち着いて自分たちのプレーをすることは大事になってきます。