4連勝でプレーオフ圏内の5位と好調のリコーブラックラムズ東京は21日、第12節で埼玉パナソニックワイルドナイツに挑んだ。
前半2トライでリードを許すも、粘り強いディフェンスでワイルドナイツの攻撃を凌いだ。後半15分HO大西将史がキックチャージ、そのボールを自らトライし7-19と反撃。その後も敵陣での好機を作るも得点には結びつけられない。

大西将史

モールを押し込むブラックラムズ

池田悠希
後半25分、ワイルドナイツWTB竹山晃暉にイエローカードが出され、数的優位の時間帯となるもワイルドナイツの強固なディフェンスを崩しきれなかった。その後WTBモーリス・マークスに2トライを決められ7-31で5連勝を飾ることはできなかった。勝ち点は31のまま6位の東芝ブレイブルーパス東京とは勝点6差ということで今節終了後も順位は5位とプレーオフ圏内をキープ。
次節は今節でサンゴリアスに勝利した三菱重工相模原ダイナボアーズとの負けられない一戦を迎える。試合後のタンバイ・マットソンHC、TJペレナラキャプテンの会見コメントをお伝えする。
リコーブラックラムズ東京 タンバイ・マットソンHC

タンバイ・マットソンHC
ハーフタイムを迎えた時点では、非常にポジティブな気持ちでした。「まだチャンスはある」と確信していましたし、チームのパフォーマンスは際立っていたと思います。フィジカルに戦い、ハードワークもできていました。

中楠一期
今日学んだ最大の教訓の一つは、リーグ最強のチーム(ワイルドナイツ)と対戦する際は、数少ないチャンスを確実にものにしなければならないということです。
また、熊谷に来るのを本当に楽しみにしていました。スタジアムは素晴らしいです。ワイルドナイツがこの「スポーツタウン」とこのスタジアムで築き上げたものは、本当に感銘を受けるもので、ラグビー界にとっても素晴らしいことです。ここでプレーできるのは本当に光栄です。
試合については、65分過ぎくらいまでは「このまま良いプレーを続ければ、終盤にチャンスが来る」と考えていました。しかし、私たちのスキルが崩れてしまいました。強豪チームというのは、そうした隙を逃さず、チャンスを確実に得点に結びつけて引き離していきます。
現在私たちは5位ですが、今日、最強のチームを相手に非常に貴重な教訓を得られたことはポジティブに捉えています。次は8日間の準備期間があるので、火曜日の練習からこの教訓を活かし、戦い続けていきたいと思います。

ジョシュ・グッドヒュー
リコーブラックラムズ東京 SH・TJペレナラキャプテン
チームを誇りに思います。結果についてはもちろん落胆していますが、試合の終盤まで自分たちでチャンスを作り出すことはできていました。ただ、それを遂行(エクセキューション)しきれなかった。

TJペレナラ
しかし、シーズンにおけるこの試合のタイミングは、私たちにとって非常に良かったと感じています。ここまで連勝してポジティブな流れの中にあり、その中で現在のトップチームを相手に自分たちをテストできたことは、シーズン後半に向けて大きなプラスになります。

やはり素晴らしいチームが相手だと、チャンスを決めきれなければ、一瞬で相手の得点にひっくり返されてしまいます。結果を出せなかったことは非常に悔しいですし、勝機はあったと思いますが、今日のパナソニック(ワイルドナイツ)の勝利は称賛に値します。彼らは本当に素晴らしいチームです。ここから学びを得て、今週の大きな試合を楽しみにしたいと思います。
――ワールドナイツのディフェンスに対してどのようなイメージで攻撃しようとしていたか?
ここで具体的なアタックプランを明かすことは控えさせてください。というのも、多くのチームがパナソニックと似たようなディフェンスを採用、あるいは模倣しようとしています。今後、他のチームに対しても同様のプランを使う可能性があるため、対戦相手に読まれるようなことは避けたいのです。申し訳ありません。

裏スペースへチップキックを蹴り込むTJペレナラ
――前半終了間際、レフェリーへの言動でペナルティがあったようでした。何が起きていた?
何が起きたのか正確には分かりませんが、おそらくラックの底にいた私が、相手選手に「(そこから)退いてくれ(ロールアウェイ)」と言ったことが、何らかの形で誤解されたのかもしれません。
ただ、レフェリーがペナルティを与えた理由は理解しています。ハーフタイムに両キャプテンが呼ばれましたが、前半を通じて両チームの多くの選手がレフェリーに話しかけすぎていました。そこで、レフェリーは基準を示すためにあのペナルティを与えたのだと思います。ですから、完全に納得のいく判定でした。
――後半、ショートサイドを抜けてキックをしてオブストラクションがあった場面について。ペナルティトライでもおかしくない大きなチャンスに見えましたが…
確かにチャンスではありましたが、あそこからトライになるまでには、まだ多くの不確定要素があったと思います。22メートルライン付近でキックした後、自分でボールをリカバーし、さらにカバーディフェンスに来る相手をかわさなければなりませんでした。
ペナルティトライになるには「確実性」が必要ですが、あの場面には変数が多すぎました。ですので、レフェリーの判断は正しかったと思います。正直に言えば、その後のプレーで私がタップ(クイックリスタート)してしまったので、前のプレーに遡ってペナルティがもらえるとも思っていませんでした。相手にイエローカードが出る可能性はあるかな、とは考えていましたが。

松橋周平
――この試合で得られた「自信」とは?
(支配率などの)統計データは手元にありませんが、特に前半は相手がボールを保持する時間が長かったと思います。強い風下の中、強力なアタックを誇るチームを相手に、前半を0-12で耐え抜いたことは収穫です。
正確な時間は覚えていませんが、後半に(相手の)イエローカードが出た後のラインアウトの場面など、19-7のスコアで相手ゴール前まで迫り、勝機が見えた時間帯がありました。
最終的には終盤に3トライを奪われ、点差が開いてしまったことは自分たちの課題であり、誇れることではありません。もっと改善が必要です。しかし、65分間戦えたことについては、多くのポジティブな要素を持ち帰ることができると考えています。



