今季開幕から無敗が続く2位のクボタスピアーズ船橋・東京ベイ。2月25日の第9節、ホストの東京・江戸川陸上競技場で5位の東芝ブレイブルーパス東京を迎えた。前半からセットプレー、接点で上回り主導権を握り、前半4トライ、後半3トライを挙げて46-27で勝利し、ホストスタジアム「えどりく」での連勝を14に伸ばした。
この試合でもWTBとしての仕事をしっかりこなし、POM(プレイヤー・オブ・ザ・マッチ)に選ばれたのがルーキーで、新人賞候補のWTB木田晴斗(立命館大出身)だ。
前節の2トライに続いて後半8分、19分に2トライを挙げて勝利に貢献した。入部したばかりの昨季、すでにリーグ戦で2トライを挙げた木田は、今季、出場した7試合ですべてトライを決めて通算11トライとして、トライランキングトップ(14トライ)のWTB尾崎晟也(東京サンゴリアス)の背中を追う。
木田はトライを振り返り、1つ目は「先週も同じ形で取れていたので自信があった。ナーディーとアイコンタクトして、呼び込んで、ボールしかみていなかったので取れる自信があった。相手が絡んでいたがしっかりトライまでいけてよかった」、2つ目は「ディフェンスでミスをした後だったので、すこしためて相手に放らせてからいいタイミングで(出た)」と振り返った。
後半最後もトライチャンスはあったがあと30cmほど足りなかった。「終盤思ったより、どっと疲れがきた。試合終盤でも(トライを)取れるような選手にならないといけない」(木田)
ただPOMを取れたことに関しては「出た試合はすべてトライを取れているので今日も取れて良かった!選ばれたことは嬉しいしありがたいことだが、今日はいい場面もあったが、ダメな場面もあったのでしっかり次につなげたい」と前を向いた。
今季ここまで11トライを好調の要因を木田本人と、田邉淳アシスタントコーチに聞いた。