明治が東海大に勝利し3年ぶりの決勝へ。「勝負の神は細部に宿る」 | ラグビージャパン365

明治が東海大に勝利し3年ぶりの決勝へ。「勝負の神は細部に宿る」

2022/01/08

文●編集部


2日、第58回全国大学ラグビー選手権準決勝、明治大学が39-24で東海大学に勝利し3年ぶりの決勝へ駒を進めた。決勝の相手は、京産大に勝利した帝京大学。明治・SH飯沼蓮キャプテンは「『勝負の神は細部に宿る』という言葉があるが、それができれば勝利することができる」と試合後話した。

SCOREBOARD

第58回大学選手権・準決勝 2022.1.2



  • TRY(3)
  • G(3)
  • PG(1)
  •  
  • PENALTY
  • PK(10)
  • FK(0)
  • TRY(5)
  • G(4)
  • PG(2)
  •  
  • PENALTY
  • PK(3)
  • FK(1)

  • TIMELINE

  • 前半11分 東海大 12.丸山凜太朗 PG 3 - 0
  • 前半12分 明治大 11.石田吉平 T 3 - 5
  • 前半13分 明治大 12.廣瀬雄也 G 3 - 7
  • 前半25分 明治大 11.石田吉平 T 3 - 12
  • 前半27分 明治大 12.廣瀬雄也 G 3 - 14
  • 前半35分 明治大 8.大石康太 T 3 - 19
  • 前半36分 明治大 12.廣瀬雄也 G 3 - 21
  • 後半2分 東海大 13.伊藤峻祐 T 8 - 21
  • 後半3分 東海大 12.丸山凜太朗 G 10 - 21
  • 後半4分 東海大 14.谷口宜顕 T 15 - 21
  • 後半5分 東海大 12.丸山凜太朗 G 17 - 21
  • 後半14分 東海大 10.武藤ゆらぎ T 22 - 21
  • 後半15分 東海大 12.丸山凜太朗 G 24 - 21
  • 後半21分 明治大 12.廣瀬雄也 PG 24 - 24
  • 後半26分 明治大 10.伊藤耕太郎 T 24 - 29
  • 後半27分 明治大 12.廣瀬雄也 G 24 - 31
  • 後半32分 明治大 23.齊藤誉哉 T 24 - 36
  • 後半33分 明治大 12.廣瀬雄也 Gx 24 - 36
  • 後半37分 明治大 12.廣瀬雄也 PG 24 - 39
  • MEMBER_東海大学

  • 1 木村星南 後半15分 OUT → IN 16 徳田悠人
  • 2 土一海人 後半30分 OUT → IN 17 本橋純平
  • 3 星野克之 後半26分 OUT → IN 18 前田翔
  • 4 小池隆成
  • 5 ワイサケ・ララトゥブア 後半26分 OUT → IN 19 富田晴大
  • 6 ジョーンズリチャード剛
  • 7 レキマ・ナサミラ 後半26分 OUT → IN 20 アフ・オフィナ
  • 8 ノア・トビオ 後半15分 OUT → IN 23 井島彰英
  • 9 柴田凌光
  • 10 武藤ゆらぎ
  • 11 林隆広
  • 12 丸山凜太朗 後半33分 OUT → IN 22 酒井亮治
  • 13 伊藤峻祐
  • 14 谷口宜顕
  • 15 野口幹太
  • 16 徳田悠人
  • 17 本橋純平
  • 18 前田翔
  • 19 富田晴大
  • 20 アフ・オフィナ
  • 21 竹村嶺
  • 22 酒井亮治
  • 23 井島彰英
  • MEMBER_明治大学

  • 1 中村公星 後半25分 OUT → IN 17 山本耕生
  • 2 田森海音 後半26分 OUT → IN 16 紀伊遼平
  • 3 大賀宗志 後半37分 OUT → IN 18 村上慎
  • 4 山本嶺二郎 後半37分 OUT → IN 19 亀井茜風
  • 5 武内慎
  • 6 小澤翔 後半33分 OUT → IN 20 福田大晟
  • 7 福田陸人
  • 8 大石康太
  • 9 飯沼蓮
  • 10 伊藤耕太郎
  • 11 石田吉平 後半10分 OUT → IN 23 齊藤誉哉
  • 12 廣瀬雄也
  • 13 江藤良 後半17分 OUT → IN 22 児玉樹
  • 14 松本純弥
  • 15 雲山弘貴
  • 16 紀伊遼平
  • 17 山本耕生
  • 18 村上慎
  • 19 亀井茜風
  • 20 福田大晟
  • 21 萩原周
  • 22 児玉樹
  • 23 齊藤誉哉
  • COMMENT

    明治大学 神鳥裕之監督


    新年早々に、国立という素晴らしい舞台でプレーできたことに感謝したい。タフなトーナメントを一つ一つ勝ち上がっていく選手たちを本当に頼もしく思い見ていました。東海さんは、最後まであきらめない後半のタフな時間帯もしっかり乗り切って流れを取り戻したことを自信に変えて決勝に向かって準備していきたい。


    ――決勝に向けて


    (会見時点は)まだ対戦相手が決まっていないので、我々の準備としては、しっかり、いままでやってきたことをルーティンとして準備するしかない。相手がわかったと時点で、相手の特徴だったりを加味して入れていく。特別な1週間を過ごすのではなく、これまで通りのスケジュールで動いて選手を送り出していくことだと思います。 


    ――SO伊藤のトライは


    彼のプレースタイルではないトライだったと思うが、前回の早稲田戦は激しいタックルでゲインラインを押し返すプレーを見せてくれた。そういった面も含めて、トーナメントを通じて一人一人の選手の成長が出た顕著な例かなと見ていました。彼だけでなく、一人一人が頼もしく映るようなシュチュエーションが多くなってきた。


    明治大学 SH飯沼蓮キャプテン


    試合全体では走り回って、東海さんを疲れさせて、明治の持ち味であるクイックテンポで外へ(ボールを)振って展開しました。早稲田戦ではFWに頼っていたが、BKがゲームの流れを作ってリードしようとしていたが、それが体現できて良かったです。


    ――前半終わった後、ディフェンスに関してはどう話をした


    一人一人、低く刺さって、セカンドマンがしっかり入って、外国人を前に出させないように全員が動けていた。継続してアタックされましたが、早稲田戦の課題だったオフサイドもなかったし、やってきたことがやれているとハーフタイムで話していました。


    天理戦でもありましたが、リードしても気を緩めてはダメという話をさんざん言っていた。だが、(後半の)1トライ目は相手がハンブルして、そこにかけようとしてBKが3人寄ってしまいショートサイドを突かれた。2トライ目はカウンターラックをしかけて、ボールを取ろうとしたがハンブルしてトランジションでいかれてしまった。そういうところで、どこか心の緩みがあったのかはわからないですが、今までの課題なのでリードしている時、トライ取った後、前半折り返した時、そういうところしっかり考えて次の試合に臨みたい。


    ――ファイナルに向けて


    ファイナルは細かいところで差がつくと思うので、神鳥監督が春からおしゃっていた凡事徹底、当たり前のことを当たり前にできるように、ルーズボールの反応だったり、早く立つ、ゲインされたら戻る、勝利の執念などを、明治の強みにやってきたので、もう一度やっていきたい。


    ――後半3トライ連続で取られたシーンで、ハドルでどんな声掛けを?


    前半、上手くいっていて、折り返して、たぶん、後半トライも取られるし、同点になる可能性もあるから、そこはしっかり心にとめていこうと話していて、3トライ目取られた後、「準決勝はこうでなくちゃ、おもしろくないだろう」とみんなに話して、みんなを前向きにして、これで勝ったらもっと面白くなるし、タフなゲームをした方が自信になる」と話しました。そして少しでもみんなの焦りをなくすようにしました。

    試合前に、タフなゲームなるし、こういうシュチュエーションになったら、(チームが)一つになってまた生まれ変わることができる、ということを話していたのが良かった。


    ――この試合のテーマは


    スローガンは「ノーリミット」で、自分たちには限界はないし、まだまだ成長できるという部分です。早稲田戦はFWでトライとって、自分たちの武器は他にもあって、クイックボールで展開して、それを体現できたのは成長につながったと思います。


    ――決勝戦、何が大事?


    本当に細かいところ、セービングだったり、ゲインされたら全員で追いかけたり、細かいプレーが勝利を近づける。「勝利の神は細部に宿る」という言葉があるが、そういうのが大事。(それができれば勝てる自信がある?)はい。


    ――決勝トライを挙げたSO伊藤について


    1年生のときはFBしていて今年からSOで経験が浅くて悩んでいた時期もあったが、一戦一戦、自信が感じられて、本来の自分の力を発揮できていると思います。

    ――飯沼キャプテンも伊藤選手もともに弟が花園で活躍しています。


    弟が同級生(ともに高校2年生)なので、どっかで、高校代表とかでハーフ団組めたらいいねという話をしています。


    ――後半の20分、PGを決めた後、ギアが上がった?


    明治の強い時間だったし、苦しい時間が明治の得意な時間帯だと思っていた。ここからが「明治タイム」ということを、今までの試合より強く、みんなに伝えました。


    ――相手の疲れ見えた?


    前半の終わりの頃とか、疲れが見えていたので、チャンスだと思って、ワイドに展開して明治のラグビーができたなと思います。


    ――BKが活躍したが、スクラムでもペナルティーをたくさんとりました 


    スクラムはヒットしたとき、本当に後半は勝っていましたし、FWには難しいですが、BKはスクラム負ける想定まで準備していた。相手の強みのモールも止めましたし、スクラムでもペナルティーをとったことはメンタル的にも大きかった。ヒットも負けていなかったし、チェイスも明治が押していた。田森がレフリーとコミュニケーションしていたので良かったと思います。

    明治大学 NO8大石康太バイスキャプテン


    東海大さんの強い外国人や速い展開に我慢できたのが勝因かなと思います。決勝は今日出た課題を修正して、いいチャレンジできればなと思います。


    ――アタックが良くなった要因は?


    チームとしてクイックテンポでラグビーがしたいというのが元々あった中で、クイックテンポでやるためはクイックセットが大事で、BIG(バックインゲーム)というところで、2秒で起き上がっているが、相手に対して前を見てスペースを見つけられていないのが課題だった。

    チームとしては2wayアタックと呼んでいますが、オープンサイドなのか、ブラインドサイドなのか、スペースにしっかりボールを運ぶことができているかなと思います。


    ――FB雲山選手の調子が上がってきました


    江藤も言っていましたが、彼は自信も持つことが一番いいし、思ったことを発信してくれて、それを信じて彼に要求するし彼の要求も聞いて、パフォーマンスが良くなってきたのかなと思います。


    ――決勝に向けて


    あと1週間でスキルがうまくなることはないと思うので、今年やってきたBIG、2秒で立ち上がって前を見ることをアタック、ディフェンスで続けたい。ディフェンスならツインで、ショルダーでヒットする、ボールキャリー、ロングリリースなど細かいところに目を向けながら準備できたらと思います


    ――国立でのプレーは?


    グラウンドに立つのは初めてだったが、チームやるべきこと共有できたのでパニックすることなく、自分たちのやりたいことできた。


    ――前半最初のモールDFが良かった


    僕らは『クラッシュ』というワードをたてて、モールで点を取らせない、モールを壊すまでプレーし続けることをやった。全員の自分の役割を果たして、モールを止めて、ボールを出させる状況になって、東海さんがモールできないという、いい印象、相手にとって悪い印象を与えられたかなと思います。


    ――ゴール前のDFについて


    一昨日、ディフェンスフォーカスの日でしたが、早稲田戦で、いいタックルというか、高くなって受けてしまった。チームとして、ハンティングディフェンスと掲げている中で、脅威的なディフェンスをするためには、まずしっかりラインスピードを上げること。しっかり肩をぶつけること。レッグドライブをとめないことを意識してチームでやってきました。我慢比べで、東海さんのミスを待てたかなと思います。



    明治大学 SO伊藤耕太郎


    東海大さんはFWが強いとういことで、BKからトライを取り切るつもりでやって、何本が取れたのでいい試合だった思います。


    ――相手をはじきとばしてトライを決めました。


    あれはサインプレーではないですが 前が空いてなかったので強いキャリーしようかなといきました。初めての経験だったので自分でもビックリしました。明治タイムというところで、ボールを継続して、明治の強みを活かすというところができたかなと思います。

    内に返す予定だったが、相手がいたので自分でキャリーしようと思いました。強いキャリーして、少しでも立って、次にいいアタックができればと思った。耐えることができた。外を巻き込んで、次、外に振ればいいかなと思って、ギリギリ耐えることができてトライできた。



    ――弟さん(伊藤龍之介)が國學院栃木の選手として花園で活躍しています


    弟より先に家に帰りたくなかったので達成できたかなと。両親は今日来てくれて、明日花園だと思います。


    ――いいアタックができているのは。


    ラックに入った選手がすぐに起き上がって、順目に余っていないときに、逆サイドにいくことで、10番としてゲームが作りやすくなっていいアタックができるようになった。

    ――決勝に向けて


    対抗戦で2試合負けた(早稲田、帝京)後に、このままではダメというところで、2wayアタックやBKで取り切る力を強化してきましたがそれが今日の試合でできて前進している。今日は(BKでは)2wayアタックでいいアタックができなかったので、決勝戦では、BKでも2wayアタックでいいアタックしたい。


    ――国立でプレーしてどう感じた?


    僕自身、2年前の決勝、観客席で見ていたが、グラウンドに立つと声が全然聞こえなかったりして、すごく緊張しました。


    ――石田選手のトライやキックでトライなどオプションを用意していた?


    最初の石田選手のトライは用意してきたサインプレーで取れました。裏に蹴ったのも、BKの中で 相手のどこにスペースがあるかコミュニケーションが取れていた。その中でのトライでした。


    ――BKで取り切るためにどんな練習を?


    今までBKのフェイズプレーでミスしてFWに助けられていました。今日はFWが五分で、BKがやらないといけないとわかっていたので、フェイズ中(のアタック)やサインプレーの精度を練習してきました。


    GALLARY

    怪我から復帰した東海大CTB丸山凜太朗

    怪我から復帰した東海大CTB丸山凜太朗

     

    明治・飯沼キャプテンを先頭に入場

    明治・飯沼キャプテンを先頭に入場

     

    東海・リチャード剛キャプテンを先頭に入場

    東海・リチャード剛キャプテンを先頭に入場

     

    明治CTB廣瀬のキックオフでスタート

    明治CTB廣瀬のキックオフでスタート

     

    ファーストスクラムで明治がペナルティーを獲得

    ファーストスクラムで明治がペナルティーを獲得

     

     

    前半11分、東海大CTB松山のPGでゲームが動く

    前半11分、東海大CTB松山のPGでゲームが動く

     

    明治WTB松本の仕掛け

    明治WTB松本の仕掛け

     

    前半12分、WTB石田がトライ。

    前半12分、WTB石田がトライ。

     

    喜ぶ明治フィフティーン

    喜ぶ明治フィフティーン

     

    廣瀬のコンバージョンも決まって7-3とする。

    廣瀬のコンバージョンも決まって7-3とする。

     

    FLナサミラに対して低いダブルタックルが突き刺さる

    FLナサミラに対して低いダブルタックルが突き刺さる

     

    前半25分、WTB石田が再び、ゴール前で相手ディフェンダーを跳ね飛ばしトライ

    前半25分、WTB石田が再び、ゴール前で相手ディフェンダーを跳ね飛ばしトライ

     

     

     

    さらに前半35分、明治NO8大石康太のトライで21-3と明治が大きくリードして前半を折り返した

    さらに前半35分、明治NO8大石康太のトライで21-3と明治が大きくリードして前半を折り返した

     

    後半2分、東海大はCTB伊藤峻祐のトライを皮切りに反撃を開始

    後半2分、東海大はCTB伊藤峻祐のトライを皮切りに反撃を開始

     

     

    東海・丸山のコンバージョンも精度高かった

    東海・丸山のコンバージョンも精度高かった

     

    SO武藤のゲインから敵陣ゴール前に攻め込む東海大

    SO武藤のゲインから敵陣ゴール前に攻め込む東海大

     

     

    丸山のキックパスを受けた、WTB谷口がそのままインゴールへ。

    丸山のキックパスを受けた、WTB谷口がそのままインゴールへ。

     

     

    強いランナーを使って前進を続ける東海大。明大も粘り強くタックルを繰り出す

    強いランナーを使って前進を続ける東海大。明大も粘り強くタックルを繰り出す

     

    後半14分、武藤のトライでついに東海大が24-21と逆転に成功する。

    後半14分、武藤のトライでついに東海大が24-21と逆転に成功する。

     

    逆転を許した明治は後半26分、SO伊藤がゴール前で強いボールキャリーでトライ

    逆転を許した明治は後半26分、SO伊藤がゴール前で強いボールキャリーでトライ

     

     

    再び追いかける立場になった東海大・リチャード剛キャプテンがハドルでチームに指示を出す

    再び追いかける立場になった東海大・リチャード剛キャプテンがハドルでチームに指示を出す

     

    後半33分で交代となった丸山。武藤に指示を出してピッチを去った

    後半33分で交代となった丸山。武藤に指示を出してピッチを去った

     

    後半終了間際、FB雲山がインゴールへチップキック。

    後半終了間際、FB雲山がインゴールへチップキック。

     

    CTB齊藤誉哉がグラウディングし、勝負あり!明治が39-24とした。

    CTB齊藤誉哉がグラウディングし、勝負あり!明治が39-24とした。

     

     

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