明治日本一!チームを牽引した4年生―楠田知己・富田陸・菊池優希 | ラグビージャパン365

明治日本一!チームを牽引した4年生―楠田知己・富田陸・菊池優希

2026/01/13

文●編集部


11日、明治大が早稲田大との選手権決勝を戦い22-10で勝利。7年ぶりの日本一に輝いた。平翔大キャプテンと共にチームを支えてきた、FL楠田知己バイスキャプテン、PR富田陸、LO菊池優希の4年生3人に試合後話を聞いた。

明治大学 FL楠田知己

楠田知己

楠田知己


めちゃくちゃ嬉しいです。本当にいろんなことがあった一年間だったんですけど、僕らが頑張ったっていうことだけじゃなくて、多くの人に支えられて成し遂げられたことだなと思うんで、結果として恩を返せて本当に良かったです。

――副キャプテンとして「完遂」という言葉をどう受け止めてスタートした?

新チームを始める時に寮則だったり、今まで以上に絶対徹底しようということを4年生で話しました。その中で1年間通して、成功したことばっかりじゃなかったんですけど、全員が最後までやり遂げるというマインドを持ってできたというところでは本当に良かったなと思います。

準々決勝・関西学院戦

準々決勝・関西学院戦


――「完遂」という言葉はいつ決まった?どうやって8月の件を乗り越えた

(決まったのは)1月末ぐらいです。(8月の時は)本当に今年やばいなというところだったんですけど、やっぱり4年生が決めたことを1年間通してやっていかないと本当にダメだなというところで、4年生だけじゃなくて、下級生もめちゃくちゃ当事者意識をもって行動してくれたからこそ、今があるなと振り返って思います。

――慶應戦の後、ノンメンバーから厳しい言葉があったと聞きました。あの厳しい言葉があったからこそ、尻に火がついたとかありますか?

だいぶあります。なんかもう本当にいろんなことが重なって、そこに対してチームみんなで向き合ったからこそ、ここまでやってこれたなというふうに思います。

――3年間日本一できなかった。先輩たちの思いも果たせた?

もうもちろんそれもありますし、自分たちの代としても新人早明戦で負けたこともあったので、この1年間通じて早稲田大学に勝てたというところも良かったです。結構この4年間、ずっと同学年ではその話をしてきていましたので、ほんまにやりきったなという感じです。

――新人前の話を一番最後にしたのは?

みんなと話をする機会があればずっとその話題がでてくる感じです。また早稲田と試合をするという時にはあれの借りを絶対返そう、この1年全部勝とうというか、1試合1試合を絶対に負けない。(今日の試合の前でも)もちろんそれを4年生は特にありました。

――全部勝利しました!

めちゃくちゃ嬉しいです。1年生の時に比べても明らかに準備の量が本当に増えたなと思います。そういう意味でも自分らが成長したし、勝つ意思というのがプレーだけじゃなくていろんなところに出てたなと思います。

――勝つために費やした準備の量は増えた?

はい。この1年間通して明らかに多いなと感じます。4年生にその意識があったというのもそうですし、下級生、白井(瑛人)とか伊藤龍之介とかも引っ張ってくれる選手がたくさんいて、縦のつながりはめちゃくちゃ強かったなと感じます。

――平キャプテンはどんなキャプテンだった?

今年のスローガン「完遂」に対して、誰よりも背中で引っ張ってくれた。それはプレー面だけじゃなくて、私生活のところでも口酸っぱくチームのみんなと向き合ってくれて、本当に翔大がキャプテンで良かったなと思います。

――キャプテンらしさを感じる何か心に残るエピソードはありますか?

何かエピソードというか、本当に毎日の積み重ねというか、これっていうところは。まあいろんなことが合ったんですけど、そういう時以外でもやっぱり前に出て誰よりもストイックにやってくれました。

――後輩たちへの思い

後輩たちも絶対日本一を目指すと思うので応援したいですし、この1年間、僕らが伝えるというんじゃなくて、下級生自身も色々と経験したと思うんで、頑張ってということを言いたいです。


明治大学 PR富田陸

富田陸

富田陸


新人早明戦で伝統的にこれまでは明治が勝っていたんですけど、そこでダブルスコアでまけてしまいました。あんなり良くないスタートだったんですけど、自分たちが1年生から掲げていた日本一というのは3年間穫れなくて、やっと4年目にして穫れて、率直にめちゃくちゃ嬉しいですね。

――今日のプレーは納得?

そうですね。完璧ではなかったんですけど、仲間やトレーナーさんんおお陰でここまで復帰できたというのがあるんで、その方の分まで頑張れたかなと思います。

――日本一の気分は?

自分もこれまでなったことないんで、まだ実感がわかないんですけど、嬉しいという気分もありますし、ファンの方が『日本一おめでとう』といってくれたことで実感できてきています。

――今日の試合でもスクラムが一つのキーでした

春も秋も含めて早稲田さんとやる時、怪我で出ていなくて自分の中でもどういう対策をしたほうがいいのかとか、映像でも見たんですけど、実際に組んでみるとやっぱり強かったです。でも明治がこれまで一番やってきた「スクウェア」という部分を貫き通したことが勝利につながったんじゃないかなと思います。


――明治で過ごした4年間を振り返ると

同級生の支えもあったんですけど、学年が上がるにつれて下級生が増えていった中で、下級生の支えというのが自分の中で結構大きかったなと思っていて、やっぱり自分一人ではラグビーはできないじゃないですか。メンバー外、コーチ陣、マネージャーさんも含めて、一つに繋がれたことが優勝につながったかなと思ってます。

――平翔大キャプテンについて

正直なところ、言葉遣いとかうまくないところあるんですけど、翔大でよかったなと思うのが、素直に思ったことを真っ直ぐ、変に言い方を変えずに伝えてくれるということが自分の中でよかったなと思っています。ダメなことをまわりくどくいうんじゃなくて、正面から言ってくれたことが、このチームが最後に日本一になれたのかなと。やっぱり翔大が言ってくれたおかげだと思っています。シャイな部分も僕たち分かっていたんで。あいつ自身もすごいプレッシャーがある中でいいキャプテン像、(廣瀬)雄也さんがいたんですけど、やってくれたかなと思います。

明治大学 LO菊池優希

菊池優希

菊池優希


4年間の集大成が出せた試合だったかなと思います。昨年はピッチに立てずに応援してたんですけど、その出ていない人の気持ちというのがわかるんで、その人達の分も含めて今日はピッチで戦うことをしっかり考えて戦っていました。

――決勝という舞台はどう感じた?

いつもと違う空気感ではあったんですけど、本当自分たちがいつも八幡山でやっていることをだそうということで、ハドルで話をしていました。本当にやるべきことはいつもと変わらなく自分たちのいつものプレーができたなかなと思います。

――ディフェンスもよかった

粘り強いディフェンスで勝負かけていこうということは(試合前から)いっていたんで、そこは今週練習したことがしっかり出せたかなと思います。

――セットプレーは?

この前の早明戦ではセットプレーで特にスクラムでやられていたんですけど、今回は結構スクラムで優位に立てました。後はラインアウトでも練習した成果は出せて、結構自分たちよりに進められたかなと思います。

――4年生では新人早明戦の話をよくするということですが

僕たちの代は負けて、お前らの代は弱いからこういうミスが起きるんだということを結構言われてきた代だったんで、そういう悔しさをバネに4年間頑張ってきた成果が今日出たかなと思います。

――そういった経験から強くなるために意識したことは

自分たちの弱み、ここが足りていないというところをしっかり本音で、特に慶應戦が終わったあたりからチームでミーティングできたというのがあって、そこからチームが変わったイメージ本当にありますね。


――本音で語るというのは、雰囲気が悪くなったりする部分もあると思いますがどうでしたか

BK、FWで言いにくいことも言って、結構雰囲気としてはその(ミーティングが終わった)日は結構重い空気だったりが流れたんですけど、でもそこから本当に自分たちが目指しているのは日本一なんだということを掲げて、練習に取り組んだ成果がここに出てきたかなと思います。

――平翔大キャプテンはどんなキャプテンだった?

言葉に何かいうっていうよりかは、行動で示すキャプテンなんで、それに楠田知己と利川桐生がサポートしてチームとしてのまとまりがでたかなと思います。

――改めて日本一になった気分でどう?

最後やっぱりハラハラしたんですけど、本当に自分たちのやるべきことをやって、何なんだろう、この4年間が報われた感じがしましたね。

――これまでのラグビー人生で優勝した経験は?

高校はあんまり強くない高校だったんで、日本一というのは考えられない景色だったんで、本当に最高ですね。

――後輩たちにはどういう思いを伝えたい

自分自身怪我で4年生まで試合に出れてない環境だったんで、本当に最後まで諦めずに努力すれば、いずれチャンスはやってくるということをしっかり後輩たちにも伝えていきたいなと思います。

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