12月25日「第59回全国大学ラグビー選手権」準々決勝、東海大学(関東リーグ戦1位)は筑波大学(関東対抗戦5位)と対戦。前半、伊藤峻祐主将はあえて風下を選択。今シーズン鍛え上げてきたディフェンスで筑波の猛攻に対応。1トライに抑え込み、勝負の後半を迎える。
想定通り、風上に立った後半は、SO武藤ゆらぎの精度高いキックでエリアマネジメントを優位に進め、後半10分まで14人という数的には不利な状況でもPR井上優士のトライで同点に追いつく。
敵陣での時間帯が増え、ボールも動かし、LOララトゥプアやFLナサミラといった強いキャリアがボールをもつ機会が増え、スペースができ始める。すると21分WTB照屋林治郎のトライで逆転。さらに31分、ゴール前の攻防で粘る筑波ディフェンスをナサミラがパワーでぶち破りトライ。7点リードして後半の勝負どころに入る。
勝利を手繰り寄せるために重要な規律の部分が崩れ、35分筑波に同点に追いつかれると、37分にもブレイクダウンでペナルティー。逆転を許し、日本一への挑戦が潰えた。
東海大学 木村季由監督
結果の通り、我々がテーマをもって望んだゲームにはならなかったですが、それは筑波さんの、本当に戦う前から予測していたんですけど、非常に素晴らしいディフェンスとアグレッシブなアタックと我々も真っ向勝負で戦おうとして挑みました。
風が吹いたり、いろんなミスも多い中で後半追いついたり、そういった緊張感のある試合だったと思います。学生たちは本当に最後まで自分たちのプレーをやり続けようという姿勢で臨んだんですけど最終的には負けてしまったということで。