対抗戦第2節、注目のカードは大学選手権準優勝2回の筑波大と、日本ラグビーのルーツ校・慶應義塾大でした。
試合前、20点前後のクロスゲームを予想
開幕戦で慶應義塾大は昨年5位の青山学院大に32-18で勝利、一方の筑波大も明治大12年ぶりに28-24年で勝利とともに白星スタートを切りました。

ともに日本一を狙うチームとして、上位進出を狙うためには負けられない一戦でした。
慶應は昨年対抗戦4位で選手権に出場しましたが、この10年は正月超えできていません。一方の筑波は昨年6位となってしまい、100周年の節目の年でしたが、選手権出場を逃していました。

筑波は伝統的に0チャンネル、1チャンネルの近場の接点に強みを持つチームで、ラインアウトからのアタックも武器としています。慶應も「魂のタックル」に象徴されるように、伝統的にディフェンスを軸として、ドライビングモールも武器とするチームです。
昨季の対抗戦は筑波が34-20、春季大会でも筑波が34-12で勝利していましたが、青山学院戦を見ていても慶應の接点は出足がよく整備されていました。一方の明治に勝って筑波にも勢いがある……。戦前の予想は、互いに自信のある接点争いが互角となると、20点前後のクロスゲームになるのでは、と思っていました。