台風一過の青空。きょうの目的地は戸田市のヤクルトグラウンド。
風は強いけれど、こんな好天の日に乗らなきゃいつ乗るんだ?と自転車で出陣しました。環八?笹目通り?外環道側道を通って荒川を越えて、片道18キロ、約50分の道のり。
そしてたどり着いた戸田グラウンドでは練習していたのは7人制男女日本代表。
この日は、6日からワールドカップセブンズ2013のアジア予選に臨む女子日本代表の練習台を、11月2-3日に同じくアジア予選を控える男子日本代表が買って出て実現した男子vs女子の練習マッチ、というか、試合形式の練習。
タックルなし、当たりなし、スクラムはノープッシュなどの特別ルールですが、7分×3本、男子ジャパンが女子ジャパンにみっちり「稽古を」つけました。
男女合同の練習は今年7月、フランスで行われた世界学生セブンズに向けた練習でも行ったそうですが、そのときは男女混成チームを作ってのセッションだったそうです。
「フランスの大会には、女子は若手中心で臨んだので、男子と戦っても練習にならなかった。それよりも、男子の代表選手と一緒にチームを組んで、コメントをもらいながら試合形式の練習をすることで、選手には得るものがたくさんあった」と浅見敬子コーチ。
この日のセッションが、女子ジャパンのW杯予選突破に繋がりますように!
練習後、チーム最年少の大黒田裕芽選手にショートインタビューしました。
チーム最年少の18歳。市立船橋高校の3年生ですが、夏休みが明けてから学校へ行ったのは3日だけ。「やっと学校にいけた日が体育祭のはずだったけど、雨で中止になって、授業になっちゃいました」
7月6日に18歳になったばかり。夏休みに入ったときは、まだフル代表には選ばれていなかったので、
「学校でも、ラグビー部の子は知ってるけど、クラスの子は知らない人が多い」と苦笑い。
それでも、初めて大人の日本代表として出場したのが、ボルネオで行われたアジアパシフィック女子セブンズ初戦のオーストラリア戦、そこで右隅からのキックも含め、全コンバージョンを成功させたのだから、肝っ玉も相当なものです。
18歳の大黒田裕芽選手と、19歳の鈴木陽子選手、若いジャパンにあってもティーンの2人はとりわけ仲良し。
裕芽(右隅タッチ際で)「陽子ちゃん、これ入れたらジュースおごって!」
陽子「やだよ、どうせ入るもん」
この調子で、チームにほんわかムードを運んでいます!
なお、女子ジャパンは今夜、気候馴化練習のため経由地のシンガポールに出発する予定でしたが、追加招集した選手のインドのビザが間に合わないため、出発を延期。3日夜にチーム全員で出発、そのままインド入りするスケジュールに変更されました。
「今の東京なら、暑さに備えた練習は十分できますから」と浅見コーチ。
女子ジャパンは引き続き、ロンドン五輪で活躍した選手達も強化練習に励んだナショナルトレセンに滞在して、アジア予選突破に向け練習を続けます。