8月4-6日の3日間、長野県菅平高原のアンダーアーマー菅平サニアパークで「菅平女子セブンズ2024・菅平で交流試合」(旧オッペンカップ)が開催された。
この大会は2017年に始まり、大勢の選手を擁するチームからは複数チームのエントリー、選手の少ないチームには合同チームを組んでのエントリーも認めるなどフレキシブルな運営が評判を呼び、年々参加チームが増加。
諸事情により日本協会の主催とはならず、スポンサーがなかなかつかず、今年は交流試合という位置づけでの開催となったが、北は岩手県から花巻東、秋田県からノーザンプレアデス(新潟の開志国際と合同で参加)、南は九州から宮崎(富島高校を中心とした県選抜)まで、ハイティーン(高校の部)チャンピオンシップ32チーム、交流ゲームグループに5チームの計37チーム、創設3年目の中学の部にはチャンピオンシップ12チーム、交流ゲームグループに6チームの計18チームがエントリーして盛大に行われた。
ハイティーン(高校)の部は福岡レディースB(ブルーベリー)が優勝
ハイティーンの部で優勝を飾ったのは福岡レディースB(ブルーベリー)。4月のサニックスワールドユースで優勝を飾った勢いのままに、プール初戦は群馬Aから大量12トライを奪い今大会最多得点となる74-0で爆勝。雷接近のため翌日に順延されたプール第2戦は追手門Aに36-7で快勝してH組を1位で通過。
インターバルの極端に短いハードな日程で行われた1位トーナメントでは初戦で関東学院六浦P(パープル)を22-14、四日市メリノールYを31-0で破り決勝に進出。関東学院六浦Bとの対決となった決勝も前半を12-0とリード。後半1トライを許したが、終了直前に大内田葉月がトライを決めて突き放し優勝を決めた。
大内田葉月主将は「試合が立て込んでしまってキツかったけど、相手も同じ条件だし、と思って頑張りました」とニッコリ。前日の試合が雷で順延となり、DAY2は朝8時から4試合という過密日程で、前夜は「男子バレーの試合を見たかったけど、途中で切り上げて速く寝ました。試合ではまずディフェンスで抜かれないこと、アタックではフィジカルを強めにあげていこうと話しました」と明かした。
福岡レディースは福岡県内各地の高校に通っている選手たちのクラブチーム。ほとんどの選手が小学校以前からラグビースクールでプレーしているが、集まって練習できるのは日曜日のみ。