女子ラグビーのレベルアップを感じる40分間だった。
年末の大阪・花園ラグビー場。全国高校ラグビー開会式後の恒例となった、女子ラグビー東西対抗は、男女7人制ラグビーの五輪種目採用が正式決定した2009年にエキシビションマッチとして始まった(第1期生からは、冨田真紀子、谷口令子、横尾千里らリオ五輪のサクラセブンズに名を連ねた選手が巣立った)。
試合は年を重ねるにつれて「U18花園女子セブンズ」と名前を変え、昨年2015年からは「花園女子15人制」にリニューアルされた。
そして15人制となって2年目の今年は、香港で行われた女子ワールドカップアジア・オセアニア予選に臨んだサクラフィフティーンのメンバーに高校生ながら名を連ねた5人--PR加藤幸子(中部大春日丘高2年/名古屋レディース)、LO/No8小西想羅(国学院栃木高2年/ラガールセブン)、SH津久井萌(東農大二高2年/千葉ペガサス)、CTB黒木理帆(石見智翠館高3年)、WTB/FB長田いろは(門司学園高3年/福岡レディース)が揃って出場。「花園から世界へ」という男子のキャッチコピーを一足先に体現する試合となった。