12月27日、第98回全国高校ラグビーの開会式に続いて、「U18花園女子15人制」東西対抗戦が開催された。
互いにディフェンスが相手のアタックを上回る展開
花園での女子東西対抗が始まったのは2009年。男女セブンズが五輪種目に決まったことを受け、女子セブンズのエキシビションマッチが開会式のあとに組まれた。このときに出場したメンバーには、サクラフィフティーンの鈴木実沙紀(東京フェニックス)、平野恵里子(横浜TKM)らがいた。女子東西対抗はその後、2015年から15人制にリニューアルされて現在に至っている。
昨年の高3には、2017年女子ワールドカップで世界のドリームフィフティーンに選ばれたSH津久井萌(現・横河武蔵野アルテミスターズ)をはじめ、小西想羅、加藤幸子(同)、平野優芽、田中笑伊(日体大)、原わか花(東京フェニックス)、アテザ優海(立正大)、ピート染谷瑛海(千葉ペガサス)と、高校在籍中に日本代表入りした選手がズラリと並んでいた。それに比べると、やや小粒になったようにも思えた今季の女子高校生カテゴリーだが、なんのなんの。これまでの花園女子東西対抗でも最も充実、白熱した試合となった。