371分/400分。ジェイミージャパンがワールドカップで戦った90%ピッチ上で戦った。ジェイムス・ムーア。ここまでジャパンのために体を張った選手はいないだろう。彼が正式に代表として認められたのは2019年6月11日。「地獄の宮崎合宿」を行っているところだった。
その時ムーアは…
「昨日(10日)、連絡がありました。嬉しいですね! いつ(日本代表資格が取れるか)はっきりするかわからなかったので、少しそれがストレスになっていたんです。もちろんトレーニングには集中していましたが、これでさらに集中できますね。ホッとしています。」と話した。
ムーアと同時に代表資格が取れたのは、ピーター・ラブスカフニ。この二人の代表資格がなかったら…。目標となるベスト8進出のために全力尽くしたムーアに南アフリカ戦後話を聞いた。
――今日の試合を振り返って
南アフリカは非常に素晴らしいパフォーマンスをしていました。とてもフィジカルでした。日本のラグビーは今後も強くなると思います。ベスト8入りしたいという強い気持ちをもってのぞみ、それが今大会で証明することができました。日本は私にとって第2の故郷だと思っています。ワールドカップ、ここまで、現実なものと思えないものでしたしあっという間に過ぎてしまいました。
――マイケルは試合後の円陣で何を話した?
まずは顔をあげようと。歴史を作ったんだから、その結果を誇りにしよう。今日の試合は自分たちが求めていたものではなかったけど、今大会の結果は素晴らしいものだと言っていました。
――すべての試合に出場しました。このジャパンのチームにフィットしていましたね。プレーヤーとして自信がつきましたか
このチームでプレーできていることで自信がつきました。運良くすべての試合に出場することができました。パフォーマンスもよかったと思います。少し休憩しますが、今後も、代表チームにいつでも招集してもらえるような準備をしていきたい。
――成長できた部分は
このコーチ陣のもとでラグビーをすることでパスのスキルがあがったと思います。