「皆が同じ絵を見られるようになってきた」トンガ戦快勝・SH流大がチームの好調ぶりを振り返る | ラグビージャパン365

「皆が同じ絵を見られるようになってきた」トンガ戦快勝・SH流大がチームの好調ぶりを振り返る

2019/08/04

文●編集部


ジェイミージャパンリーダー陣の一人、SH流大がトンガ戦に先発。チームのゲームプランは「ボールインプレイを増やしていくこと」実際に試合に入り相手の様子を観察し、流は事前に想定していた「裏のスペース」にキックでボールを流し込み「スマートにエリアをマネジメント」するよう「マイナーチェンジ」を行った。

先週の釜石でのフィジー戦に続き、素晴らしい内容でトンガに勝利したジャパン。ただ、ブレイクダウンの攻防ではペナルティーやターンオーバーも多く見られた。アイルランドでは、SOジョナサン・セクストン、スコットランドではSHクレイグ・レイドローという絶対的なキッカーが存在する相手との試合では明らかに致命的な失点となるだろう。

収穫と課題を見つけたジェイミージャパン。その中心的役割の流に話を訊いた。

「相手の映像を見ていて、バックスリーがレイジーでスペースができることは想定していた」


――試合を振り返って


プランを遂行することを意識して、それができた部分もありましたし、あと修正しなければならないところもありました。アンストラクチャーを作って(トンガの)体の大きな選手たちを下げることを特に意識しました。フィジー戦よりはキックが多くなりました。


――前半の後半から、キックの数が増えたように見えました。


本来のプランはボールをタッチに出さずに、ボールインプレ―を増やしてアンストラクチャーを作ることだったのですが、相手のラインアウトがあまりよくなかったこととこちらがいいディフェンスができていましたし、セットプレーも安定していたので僕から、タッチを切るようなキックに切り替えたところもあります。試合中にメンバー同士で話をしてそうしようということにしました。


――トンガにはスペースが多くあったように思えましたがそれは想定どおりでしたか?


元々相手のビデオを見たとき、バックスリーがかなりレイジーでスペースが空くなと思っていました。あとはそこをどのタイミングでつくかということだけだったのでうまくいった。


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