ジェイミージャパン・イタリア代表に快勝「80分何が起きても選手たちで乗り越えた」マッチレポート | Rugby Japan 365

ジェイミージャパン・イタリア代表に快勝「80分何が起きても選手たちで乗り越えた」マッチレポート

2018/06/09

文●編集部


6月9日、大分銀行ドームにてリポビタンDチャレンジカップ2018、日本代表対イタリア代表の一戦が行われた。

緊迫感ある序盤の展開。先制を許すもすぐさま反撃で流れを引き戻すジャパン

試合前のウォームアップを終え、ロッカーに戻るジャパン。この光景はジャパンのカルチャーになった

試合前のウォームアップを終え、ロッカーに戻るジャパン。この光景はジャパンのカルチャーになった

 

国歌をうたうイタリア代表(一番左がゲラルディーニキャプテン)

国歌をうたうイタリア代表(一番左がゲラルディーニキャプテン)

 

 

左から、ラファエレ、堀江、稲垣

左から、ラファエレ、堀江、稲垣

 

左から、具、レメキ

左から、具、レメキ

 

左から、トゥポウ、姫野、アニセ

左から、トゥポウ、姫野、アニセ

 

左から、田中、徳永、麻原

左から、田中、徳永、麻原

 

左から、中村、庭井、トゥポウ

左から、中村、庭井、トゥポウ

 

左から、福岡、田村、松田

左から、福岡、田村、松田

 

松島幸太朗(中央)

松島幸太朗(中央)

 

アマナキ・レレィ・マフィ(一番左)、福岡堅樹

アマナキ・レレィ・マフィ(一番左)、福岡堅樹

 

ヴィンピー(左)、田中(右)

ヴィンピー(左)、田中(右)

 

前半15分にPRパスクアーリのトライで先制を許すも、NO8アマナキ・レレィ・マフィのトライで同点とする。このトライに至るまでの流れを写真で振り返る。

敵陣10m手前、堀江がノールックパスで田村へ

敵陣10m手前、堀江がノールックパスで田村へ

 

田村からパスを受けた松島がさらにマフィへ。

田村からパスを受けた松島がさらにマフィへ。

 

マフィからパスをうけたリーチが大外の福岡へ。

マフィからパスをうけたリーチが大外の福岡へ。

 

福岡からもう一度リーチへオフロードパス

福岡からもう一度リーチへオフロードパス

 

リーチからマフィへのオフロードパス

リーチからマフィへのオフロードパス

 

リーチからラストパスを受けたマフィがインゴールへ。

リーチからラストパスを受けたマフィがインゴールへ。

 

 

 

さらに28分、自陣でボールをもったWTB福岡がスピードでイタリアディフェンス2人をかわし65mを走りきりトライを決めジャパンが14−7とリードを広げた。

 

 

イタリアも、CTBカンパニャーロの突破からジャパンディフェンスを崩すとNO8ユルゲンステインのトライで食い下がり、前半は17−14とジャパンが3点リードで後半を迎える。

後半、勝負どころで取りきったジャパン。フィジカル勝負でも互角以上の強さでイタリアの体力を削った

空いたスペースをこじ開けにいくFL姫野

空いたスペースをこじ開けにいくFL姫野

前半から激しいフィジカルのぶつかりあいでイタリアFWは体力を消耗させられていた。ジャパンは47分にSH田中史朗から流大へ交代しアタックのテンポをあげる。

LOウヴェの縦の突破

LOウヴェの縦の突破

 

試合前から接戦を想定したというSH流。「リザーブとしてどんな状況で入っても最高のパフォーマンスをだせるよう、リザーブグループ全体で、いろいろなシチュエーションをイメージしてまとめた」

試合前から接戦を想定したというSH流。「リザーブとしてどんな状況で入っても最高のパフォーマンスをだせるよう、リザーブグループ全体で、いろいろなシチュエーションをイメージしてまとめた」

 

リザーブメンバー・左から庭井、中村、浅原、松田

リザーブメンバー・左から庭井、中村、浅原、松田

 

すると61分、ジャパンが敵陣ゴール前でFWがファイトしてイタリアディフェンスを集め外側にスペースを作る。外からのコールに対してSO田村優が反応。低い弾道のキックパスを大外にいたHO堀江翔太へ。堀江がキャッチをして内側にいたWTBレメキロマノラヴァへ返しレメキがそのままトライ。

このトライで流れを引き寄せると、66分、敵陣10m手前のマイボールスクラムでWTB福岡堅樹がSHの位置からボールを入れるという仕掛けをする。このプレーはサンウルブズでも見られたものだ。

ファーストアタックで、福岡のスピードを活かしラインブレイクすると、SH流がスクラムを組んでいる方向とは逆の、つまりイタリアのFW陣がいない方向へ展開。疲労もありイタリアのFW陣のサポートがおくれ、ディフェンスラインが崩れ始める。

アタックラインを準備していたジャパンは、その隙を見逃さなかった。SO田村優の左側には、FB松島幸太朗とCTBウィリアム・トゥポウ。トゥポウをカバーリングしていたイタリアディフェンスの選手が、トゥポウに対して前にあがるタイミングで田村が裏のスペースへグラバーキック。

リーチにタックルするアラン。

リーチにタックルするアラン。

絶妙なコントロールされたキックで、スペースに転がるボール。抑えたのはFB松島だった。松島はそのままインゴールへ。後半の勝負どころで、ジャパンが仕掛けた戦術が見事に的中し、勝負を決めた。

なんとか流れを断ち切りたいイタリアだったが、ジャパンのプレッシャーか、疲労からかプレーの精度を欠き、後半はSOトンマーゾ・アランのPG1本決めるのがやっと。ハンドリングエラーも11とジャパンの4に対して倍以上の数値だった。

会場には25,824名の観客が訪れた

会場には25,824名の観客が訪れた

 

最後までラインスピードを上げ続けたジャパンがイタリアの攻撃を封じこめて、フルタイム。ジャパンが34−17のダブルスコアで快勝。

試合前から「初戦が大事」と位置づけていたジャパン。日本強化を目的としたサンウルブズの今シーズンの結果などから、不安視されていたものを全て払拭する試合展開だった。まさに、「サンウルブズで実行していたプランが着実にジャパンにも浸透し、さらにジャパンとしての新たな戦術が遂行されている」ということを強く印象づけた。

イタリアとは翌週16日に神戸で再び対戦。今日の試合内容のままでは終われないイタリアとの再戦は初戦以上に厳しいものになる。リーチ キャプテンは「来週の試合は相手が必死にやってくるので大事。それに勝てば自信になるのでしっかり準備したい。」

ジェイミー・ジョセフヘッドコーチは「ここまで2年間、このレベルの試合をやること、この力量を見せるまで、努力をしてハードワークを重ねてきた。ハーフタイムは同点に近い接戦だったが、選手たちのメンタルの強さで戦い切ったことはコーチとしては感心しています。まだまだ課題ありますが、選手たちが成熟してメンタル的にチームを引っ張ったリーダーシップにも感銘を受けています。」と選手たちをたたえた。

司令塔のSO田村優。「特別なプレーがあったわけではなく、全て練習でやっていたプレー。ただテストマッチなどでは練習してきた普通のプレーを普通にやることが大変。だけど今日はそれができた」と試合を振り返った。

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