2019年にむけ、HCであるジェイミー・ジョセフ氏が不在の中、挑戦したスコットランド戦。チームとして明確な勝利パターンをもっていたスコットランドに対し、ジャパンは現時点でもてるパフォーマンスを出しきり、2連敗を喫したものの選手一人ひとりのスタンダードが確実にレベルアップしていることを感じられるものだった。
若い選手たちがスコットランドとの激戦を経験できたことも、2019年にむけてジャパンにとって大きな収穫となった。なかでも、FL金正奎(NTTコム)、LO小瀧尚弘(東芝)、FB松田力也(帝京大学4年)は、カナダ戦を含む三試合全てに出場した。その中でも小瀧は、全試合フル出場を果たした。
スコットランドとの第2戦を終え、金正奎は勝利出来なかったことを悔しがり「(ブレイクダウンでは)ターンオーバーを意識して臨んだが一回も取れなかったですし、相手の対応が早かった。自分としてはもっとやれた。ブレイクダウンで圧力をかけられた。」と自身のプレーについても課題を挙げた。